江戸東京野菜はJA東京中央会が、商標登録し同会が結成した「江戸東京野菜推進委員会」が定めた定義によって品種を決め、これまで22品目が江戸東京野菜として定められていた。
このほど、夏野菜の収穫期を迎え、新たに江戸東京野菜として出荷する上で、未登録の野菜について、第10回 江戸東京野菜推進委員会で協議され、新た8品目が加わった。
会議では、新たな「江戸東京野菜」の品目について、JA東京あおば地域振興部長の内堀比佐雄氏から、野菜4品目の提案があった。
その一つが、都立園芸高校でも試作されていた、志村みの早生ダイコンだ。
上の写真をクリツクする同JAでは、昨年から板橋区の伝統野菜志村みの早生ダイコンの栽培を行っていて、当ブログでも紹介していた。
2つ目が「雑司ヶ谷ナス」
豊島区の伝統野菜「雑司ヶ谷ナス」は、昨年豊島区立千登世橋中学校で栽培を復活させたもので、
上の写真をクリックすると、当ブログで紹介したページに飛ぶ。
すでに商品開発もされている。
3つ目が「東京大越 (おおしろ) うり」江戸時代から、栽培されていた大越ウリは、昭和に入って練馬区東大泉町の渡邉正好氏が奈良漬加工用に改良した。
上の写真をクリツクする
都立園芸高校で採取用に栽培していて、すでに、粕漬けにも挑戦している。
4つ目が「渡辺早生ゴボウ」
渡辺早生ゴボウは渡邉正好氏が滝野川ゴボウを改良したもので、昭和25年3月には、種苗名勝登録がされている。
JA東京あおばの次に、JAからの提案がなかったので、次に私が指名された。
私の1つ目は、「砂村三寸ニンジン」だ、
このニンジン一昨年、江東区立砂町小学校で復活し、昨年は江東区立第四砂町中学校で栽培している。
上の写真をクリツクする。
現在、生産者も江戸川と都立園芸高校が栽培・出荷している。
2っ目は、「早稲田ミョウガ」
早稲田ミョウガは、当ブログの左側にあるカテゴリー「早稲田ミョウガ」にまとめてある
生産者は 井之口喜實夫氏( JA東京あおば )、宮寺光政氏( JA東京むさし )、大山祐視氏(以下JA東京みらい )、小寺宏氏 横山和子氏に限定することで、早稲田ミョウガを特定していく。
今後、早稲田大学 気仙沼復興支援事業で、戻り鰹の妻として活用する予定がたてられている。
3つ目は、「汐入ダイコン」汐入ダイコンは、昨年の晩秋に宮寺光政さんに栽培してもらったもので、荒川区の皆さんを招いて試食会をやったことから話は広がり、商品開発が行われ需要は増えている。
そして、4つ目が「城南小松菜」だ。
江戸東京野菜としての小松菜は、後関晩生種だけが認められていたが、城南小松菜は固定種で、前からあるはずだと探していたら、NHKテレビ「キッチンカーが走る」で世田谷区等々力の大平美和子さんが栽培していることが分かった。
同番組に一緒に出演した、大塚信美さんが太平さんからタネをいただいていて、秋には播種するという。
以上 8品目が慎重審議の上、決定された。これによって江戸東京野菜は30品目となった。
花のあとのまま、の形がきれいで、子どもたちに見せてあげたくて、ひと房は
そのまま学校においてきました。
先生も、人参の花の形は初めて知ったとのことで・・・感動されていました。
8月3日に、無事に種まき終了・・・あとは発芽を待つばかりです。
上記の記事にあります「城南小松菜」ですが、私たちが管理運営している
区民農園の地主さんが、昨年秋に馬込で昔から伝わる小松菜のタネだといって
少し分けてくださいました。
昨年は、区民農園で流行らせて、大変好評だったのですが・・・
これは、城南小松菜のお仲間?でしょうか?
世田谷とは近いので、もしかして・・・と思ったのですが、もっと地域ごとに
細かく品種が分かれていたのでしょうか?
ちょっと気になってしまいました。