6月の中旬、農文協プロダクションの阿久津さんから紹介されたと、佼成育子園の山田記央さんからメールをいただいた。
同園では昨年菜園を作ったことで、今年も季節の野菜を育てていているが、江戸東京野菜のことを知り、同園でも育てて子ども達にも食べさせたいという。
たまたま当ブログで紹介した、大田区立山王保育園の記事を読んで、江戸東京野菜の斡旋と指導者の推薦を依頼してきたもの。
江戸東京野菜は、貴重な伝統野菜だけにこれまでもタネや苗だけを提供することはしていないので、指導者の選考に入った。

7月10日、JA東京むさし三鷹地区菁壮年部営農部会長の冨澤剛さんが、指導者として同園を訪れ。子供たちに野菜の話をすることから始まった。

メールをいただいたときには、江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座が始まっていたので、同講座受講生の中から希望者を募った。
何人かの希望者がいたが、佼成育子園が杉並区と云うことで、近隣の三鷹で野菜生産をしている冨澤剛さんにお願いすることとした。
6月末に同園の須田益朗園長から文書をいただいたことで、担当の山田(右)さんに小金井の「黄金の里」に来ていただいて、富沢(左)さんを紹介するとともに、今後の栽培計画について打ち合わせを行った。

これまで、冨澤さんに依頼したままだったので、8月に入って、冨澤さんが行くときに同行させてもらった。
同園からの話をいただいてから、打ち合わせまでに時間がかかったので、斡旋できる寺島ナス(苗) の栽培希望者が多く、3本になってしまっていた。
この日は、特に暑い日だったが、ナスは水不足ぎみで、担当の先生に水やりについて冨澤さんが指導していた。
担当の先生は、先生方でまず味見をしたようだが、皆さん美味しいナスだったとの評価をいただいた。

昨年開園した菜園は、庭から階段で登っていく空中菜園の趣で、子供たちにとっては、冒険心も育める環境だ。
上の写真をクリックする。菜園には、ジャガイモでも収穫したのだろう、その後、夏草が生い茂っていて、その中に混じって、イチゴやニンジン、バジルは花が咲いていた。マクワウリの金太郎は実がなっていた。
ゴーヤのカーテンが涼しげて、これなら子供たちも気持ちよくお昼寝ができるだろう。