数日前に、立川市西砂の酪農家中里和江さんからFAXが届いた。
中里さんは、東京の農家夫人のグルーブ、東京都の広域女性農業者組織である「ぎんなんネット」のメンバーで、当ブログでは、農作業事故を無くすための、家族の安全を願う「ハッピーリング」企画制作で、指導していることを紹介した。
また、「農の生け花愛好会・東京グループ」のメンバーとしても活躍している。
前に伝統野菜の話をしたことがあったのを覚えてくれていて、新潟県長岡の方からマクワウリのタネをもらって播いたら、 ” 実った“と、FAXをもらっていた。
果肉は1センチもなく、長さは8〜10センチぐらい、周りはプリンスメロンのような色だという。

中里さんのご主人” 伊平次さん” は、東京の酪農家として代表的な方だ。
先日の、NHK-FM「トーキングウィズ松尾堂」を車の中で聞いたと、激励をいただいた。
上の写真をクリツクする。
何でも「昔うり」と云うものだそうで、私が探しているものではないかと、情報をいただいたもの。
4,5日遅れて伺ったが、まだ畑に成っていて、幾つもいただいた。
家で食べたが、小ぶりで、マクワウリ特有の甘さで、美味しくいただいた。

酪農家の畑には、飼料用の作物以外は、家庭で食べる分だと云っていたが、冬瓜の花が咲いていた。
またゴーヤもたくさん成っていて、中里さんが沢山もいでくれた。
ご夫妻に、最近の江戸東京野菜の現状をお伝えしたが、奥さんのご出身が「墨田区」と云うこともあって、今、東向島で取り組まれている「寺島ナス」の普及活動をお話したら興味を持っていただけた。
来年は「寺島ナス」を栽培していただけそうだ。

中里家は立川市西砂で酪農されている。
搾乳牛は、現在23頭。それ以外に、育成牛が18頭。乳量は毎日550klと伺った。
搾乳された牛乳は、西多摩郡日ノ出町の協同乳業に納められ、「東京牛乳」のブランドで売れている。

庭先に、珍しい鷺草の鉢があった。
私も若いころは、「野生蘭」を集めて栽培していて、
鷺草をはじめ、海老根、風蘭、熊谷草等で、鷺草については保存会の山田菊雄先生を訪ねて教えていただいたことがあった。
昭和51年1月発行の「東京農協だより」に「鷺草と時鳥」について書いた。
中里さんの家は旧五日市街道に面しているが今は「西砂川街道」というらしい。
上の写真をクリツクする100b
100メートル先には、横田飛行場が広がっている。