蕎麦に銘酒「 野饗(のあえ)」の店主・山越龍二さんがメンバーを募集して、蕎麦のタネ播きをする話は当ブログで紹介した。
8月27日(月)14:00〜17:00 ということで、13時に西武池袋線石神井公園駅近くの同店に集まった。
日本上空に居座った高気圧の影響で、やってきた台風も次々に朝鮮半島へ・・・
おかげで連日の猛暑により畑はブカブカ、、

今、ニンジンの播き時だが、農家も播種を躊躇しているのに、日を先延ばしした方が良いんじゃないかと、集合場所にやってきたJA東京あおばの渡邉和嘉常務からのアドバイスがあったが
タネも水につけて準備もできているし、会員も来るというので、山越さんも迷っていたようだが、現場に行っての判断となった。
確保したタネは2種類。上の写真をクリックすると「とよむすめ」。
新潟産の「とよむすめ」は、新潟県の北陸研究センターで開発された新品種。
香りがよく、旨みと甘みにすぐれた味わいが特徴で、在来種よりもルチンが多く含まれている。
「常陸秋そば」は、
1978(昭和53)年、旧・金砂郷町の在来種から選りすぐりの種を選抜して育成された。
粒ぞろいで、そば独特の香り、風味、甘みがありる。

上の写真をクリックする
山越さんがJA東京あおばに頼んで探してもらった畑は、6年前に第1回 練馬大根引っこ抜き競技大会が開催された農地。
大会前日にはNHK総合テレビの「おはよう日本」が、この畑から生中継をしてくれたし、当日は予想を上回る300名からの参加者が集まった。
ドーモ君も来て賑やかだったので、この場所に立つと、あの日の熱気が伝わってくる。
農地のオーナー村田芳子さんのお宅も、相続が発生して農地は大幅に減少した。
都市農地の宿命だ!

予定では、会員10名の参加が予定されていたが、暑さのせいか当日欠席も出た。
8アールの畑に、皆でそばを播く。
この畑、前作は小麦で、6月に収穫した後、8月中旬にJA職員がトラクターで耕うん作業が行われている。
そば栽培の経験があるスタッフの指導で、サク切りが始まるが・・・、
この後、見るに見かねたJA職員が、サク切の指導も行った。

ジリジリした暑さの中で、山越さん(中央)がタネをボウルに移した。
上の写真をクリツクする。
参加者の皆さんがタネ4.5キログラムを播種した。

当所の予定では、別の西大泉の畑では常陸秋そばを播種する予定であったが、畑の状態が砂漠のようなので、改めて播種することで、時間前に終了した。
尚 山越さんは日が沈んでから、再度畑に来て水道を使って散水すると云っていた。
連日の猛暑で、地元練馬の農業後継者たちが、旧例に倣ってこの日(27日)の午前、講のある奥多摩御岳山の武蔵御岳神社に雨乞い神事に用いる聖水を汲みに出かけた。
お祓いをしていただいてきた聖水を、28日午前中、田柄の天祖神社の水神様で改めて神事を行い、個々の農家が持ち帰り、降雨を祈って畑に散水している。