2012年08月31日

砂村一本ネギのタネが後輩たちに伝わった。江東区立第五砂町小学校でタネの贈呈式。


伝統野菜の固定種は、タネを播き、作物を栽培して、食べ、その一部からタネを採り、翌年また播き、というようなサイクルで、タネを通して命が今日までつながってきた作物だと、小学校などの食育の時間にはお話ししてきた。
江東区立第五砂町小学校(遠藤 朋子校長)では、栄養教諭の銭元真規江先生が、その大切なつながりを生徒たちに意識させながら、地元の歴史を今に伝える、伝統野菜の「砂村一本ネギ」を栽培してきた。



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「砂村一本ねぎを復活させよう」
〜砂町ゆかりの野菜を知ろう〜


今年で3年目になる。現在の6年生が4年生の時に、日本農林社の砂村一本ネギのタネを播いたことから始まり、採取したタネを現在の5年生が4年生の時に栽培して給食で食べタネも採った。
このことは、当ブログで紹介している。

上の写真をクリックする
4年生3クラス109名がランチルームに集まり、5年生の代表3人からタネが手渡された。
5年生は、「砂村一本ねぎを一生懸命栽培し、たくさんのタネが採れました。
これで立派なネギを作ってください。」とエールを送れば、4年生代表は、4年生全員に向かって、「5年生達に負けないように、立派なネギを栽培して伝えていきます。」と力強く決意を表明した。


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壁に張り出された次第に沿って、4年生の授業が始まった。

贈呈式に先立って、校長先生の挨拶、私や、ボランティアの藤浪三男さんが紹介された。
会場には、江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座修了者のジャーナリスト・真木文絵さんも取材に来ていた。

江戸時代、同校が位置する砂町地域は「砂村」と呼ばれていて野菜の促成栽培が行われるなど野菜の先進地域だった。
 関西からの入植者によってねぎ(葉ねぎ)が導入されたが、栽培を始めると病気にかかり枯れてしまった。
残った根に近い所を食べたところ甘かったことから、土を寄せてつくる根深ネギの栽培が始まった。
その後、優良な砂村のネギは荒川流域の千住付近に栽培地が広がり「千住ねぎ」のルーツとなった。
4年生に、パワーポイントを使ってそんなことをお話しした。




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栽培指導をされる地元のボランティア藤浪三男さんの話に熱心に聞き入る生徒。

上の写真をクリツクする。
指導する藤浪さんは、地元江東区の「田圃の学校」のリーダーの一人で、3年前に銭元先生から、どなたか指導者を推薦いただきたいというので、藤浪さんにお願いしたら、快くお引き受けいただいたもので、その後、ズーとご指導をいただいている。。



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10人で1つのプランターが用意され、生徒たちは作業がしやすい所に、プランターを持って行って、土の塊を手でつぶし、ならして、ジョウロで湿らせ、小さいタネを観察しながら、みんなで順番に播いていく。
そして、ジョウロでたっぷり水をやる。



追録


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丁度給食の時間になったことから、クラス代表の生徒が迎えに来てくれた。

藤浪さん、真木さんの3人が3クラスに分かれて招かれ、生徒の皆さんと一緒に美味しくいただいた。

上の写真をクリックする
いつもの例だが、鮭の照り焼きに箸をつけて味わったところで、写真を撮っていなかったことに気が付き、あわててシャッターを押す。

生徒の代表が、給食室からのお手紙を読み上げた。

8月28日(火)
 きのうから学校がはじまり、きょうから給食もスタートです。
夏休みあけで、とても暑く、まだボーッとしている人はいませんか?
朝、昼、夕の3回の食事をきちんと食べて、生活リズムをもとにもどしましょう。

 きょうのこんだては
・とうもろこしごはん
・ぎゅうにゅう
・さけのてりやき
・じゃがいものきんぴらいため
・とうがんのすましじるです。

「とうもろこしごはん」は生のとうもろこしをごはんにたきこみました。
とうもろこしのあまみが少しだけ入れた「しお」とよくあっておいしいです。
「とうがん」は家で食べますか?とうがんは夏のたべものです。
ほとんどが水分ですが、体温を下げる働きがあるので夏にぴったりの野菜です。
さっぱりとしていますが、体の中のよぶんな塩分を外に出してくれます。
「だし」をたっぷりとすっておいしいです。




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同校には菜園と田圃があり、ネギ栽培の指導をお願いしてから、田圃も藤浪さんにお願いしているそうだ。
ゴーヤもたくさん成っていた。

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