「練馬でそば栽培を応援する会」が猛暑の続く27日の最も暑い14時から練馬区大泉町の畑でそばを播いたが、その記事の追伸で練馬の農業後継者が、27日午前中に御岳山に雨乞いの神事を執り行うために聖水を汲みに出かけたことを紹介した。
その雨乞い神事の様子を、練馬で江戸東京野菜の栽培に取り組んでいる渡戸秀行さんから写真が届いた。

練馬区田柄の天祖神社(篠宮司)に、28日10時に農家代表22名が集まった。
同神社での「雨乞い神事」は34年振りで、境内にある水神様の前に、地元農業後継者組織の顧問・吉田茂雄さん、前部長の渡戸秀行さん、副部長の篠田正巳さんが、武蔵御岳神社からいただいてきた、竹筒に杉の葉で栓をしたご聖水を祭壇の前に設え、篠宮司のもと厳粛な中で執り行われた。
橋本晴夫氏(元同JA組合長)、橋本登氏、渡戸章氏、関口安治等、練馬大根を栽培する長老を初め、JA東京あおばの渡邉和嘉常務等22名が参列。
お祓いを受けた聖水は、参加した農家が分けて持ち帰り、降雨を祈って散水した。

雨乞い神事を執り行うため27日の早朝、練馬区田柄に残る「御岳講」の若手・吉田茂雄さん、渡戸秀行さん、篠田正巳さんが代表で、武蔵御岳神社御師の金井國俊宮司のもとへ・・・
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宮司が用意してくれた、竹筒を持って同山山懐にある枯れることのない滝壺に40分もかけて案内されたとか・・・、戻りは登り坂を1時間かかり、本殿て正式参拝しお祓いを受けて持ち帰ったという。
1週間は雨が降りそうもない高気圧の様子だったが、4日目の1日朝、僅かだか雨が降り、2日はたっぷりの雨が降った。
秋作の作業が終わったら、改めてお礼参りに行くそうだ。
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練馬区大泉町の畑に播かれたソバが芽を出していた。
播種した後、山越さんが水やりをしていたらしいが、
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強い雨が降り続いていた2日13時頃、様子を見に行った。
強い雨脚に、土が双葉に跳ね返ってる。
一カ所に固まって芽を出しているところがあれば、まばらだったり、ソバ畑はこんなものでいいのかよくわからないが、これからの生育が楽しみだ。
9月25日 JA東京あおば練馬地区青壮年部では、雨乞いの祈願祭の結果、御利益があり、雨が降り農作業が順調に進んでいることを感謝するため、青梅 御嶽神社にお礼参りを行った。と江戸東京野菜の渡戸秀行さんから写真を送ってくれた。
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参加者は左から、JAの新堀課長、加藤祐一部員、篠田正巳副部長、五十嵐透練馬地区青壮年部部長、吉田茂雄元部長、渡戸秀行前部長、JA職員の7名が参加。御嶽神社に玉ぐしをささげ、農産物の豊作を祈願した。
「式典終了後、御嶽宮司より、雨乞いに関する逸話を伺った。
「御嶽山にかかる霧は、全て綾広の滝など御嶽の滝(2つある)から立ち上るといわれている。
そこの水を汲み、練馬に持っていることによって、御嶽の霧が、練馬に降り雨を降らせる」と云う。
なんとも神話的で、いい話である。実際雨が降っているからなおさらである。」ファーム渡戸の新鮮野菜