6月の下旬に、練馬区立生涯学習センター 文化・生涯学習課の大塚弘美さんからメールをもらった。
同センターは、練馬公民館と云っていたが、今年度から活動実態に合わせて、「生涯学習センター」に改名された。
最近では、一昨年、区民大学講座「江戸東京野菜を知る、食べる!」で7月と11月に
練馬在住の料理研究家・齊藤朝子先生とご一緒させていただいたが、今度は、伝統ある「寿大学」の講師を依頼されたもの。

寿大学は、旧練馬公民館において、昭和39年秋、高齢者学級(寿教室)として始まり、昭和42年寿大学に名称を変更、以後春季、秋季の開催となり、今回で91期(48年間)。
毎回、応募倍率も非常に高く、多くの区民から支持されている長寿企画だ。
65才以上の区民向け生涯学習講座で、全10回講座の内、前半5回は講演会、後半5回はクラブ活動という構成。
開会に先立ち、中村哲明地域文化部長は、65歳以上のお元気な方々を言い表すのに「寿」は馴染まなくなっているというような挨拶をされていた。

予定の300名を超える500名弱の応募があったとお聞きした。
今回は、練馬の皆さんに聞いていただくと云うので、
当ブログでも紹介した、雨乞い神事の話から入った。
江戸東京野菜30種類の解説の他、練馬ダイコンを中心に、江戸っ子が好んだ大根の話、練馬大根引っこ抜き競技大会企画の裏話。
徳川家康、秀忠、綱吉、吉宗等将軍と江戸野菜など、与えられた2時間、休憩抜きで、皆さんにもお付き合いいただいた。
同ホールでは、現役時代の平成6年1月に ねりま環境フォーラムで「練馬の農業の現状」について話をさせてもらったから、18年振りのステージだ。
実は、亡くなった18歳上の兄・雅は、同館の館長を長いこと勤めていた。木造の建物から現在の建物になった時もで、だから今年、公民館から生涯学習センターに変わったというのは個人的に感慨深い。
兄は、昭和61年の定年退職後はボランティアの皆さんと一緒に、依頼された施設などでマジックショーを披露したりしていた。