2012年09月11日

府中御前栽瓜の情報収集に、府中市郷土の森博物館に学芸員を訪ねた。


府中市では、ゆかりのマクワウリでまち興しの動きが商工会を中心に行われていて、マクワウリビールにマクワウリのメロンパンなどの商品開発が行われ、「府中市環境まつり2012」では、苗を配り、マクワウリのグリーンカーテンを勧めたりしている。

NPO法人ミュゼダグリでは、本田ウリと黄金のマクワウリの収穫期を予定して「スタディー&カフェ」で、初めてマクワウリを取り上げた。



1-0キャプチャ467.JPG


府中のマクワウリについては、徳川家康が府中に御瓜田を設けるように命じ、二代将軍秀忠の代に美濃の国から名人を呼び寄せたと云う歴史がある。

マクワウリの歴史に詳しい方が、府中市郷土の森博物館にいらっしゃるというので伺った。
学芸員の馬場治子さんで、府中市のまち興しの動きについて紹介し協力を求めた。

2-1キャプチャ94.JPG

府中の御瓜田(畑)の絵図は、かつて編纂に携わった「江戸東京ゆかりの野菜と花」に掲載しているが、何か大雑把な描き方なので、大きな絵図の一部で省略して描かれているものだろうと思っていて、その原画を見たいと思っていた。

そんなことを馬場さんに伺うと、原画は見せることはできないがとしたうえで、同博物館の敷地内にあるというので写真に撮ってきた。

上の写真をクリックする
六所宮(大国魂神社) を中心に遠く多摩川や、大山、富士山まで描かれている。




3-1021.jpg


同園内に、川崎平右衛門定孝の銅像がある。
川崎平右衛門は府中生まれで、武蔵野新田開発に取り組んだことは有名だ。
原野だった小金原(小金井)に栗を植え、農民を救うとともに将軍吉宗に栗を献上する御栗林(今の小金井市東町4丁目)を設けた。

その後、代官として美濃国本巣郡へ支配替えとなった。奇しくもマクワウリの原産地・真桑村もその支配地の一部である。
また、美濃から梨の穂を持ってきて多摩川流域(稲城) に接ぎ木し、多摩川梨の元になったとも言われている。



4-0キャプチャ54.JPG

広大な園内は農家なども移築されている。
多摩川の是政緑地に隣接した自然の多い場所にあり、敷地面積は13haを超える



5-0キャプチ25ャ.JPG

平成元年に、「歴史をいかした町並み三十選」で 国土交通省の大臣表彰を受けている。




6-0キャプチャ182.JPG


同館の外にある観光物産館には、地元の農家が栽培した新鮮野菜が販売されていて、8月中旬には、府中産のマクワウリが販売されたという情報をレジの奥さんが教えてくれた。

同博物館に伺って色々と得る物があった。
学芸員の馬場さんには、改めて指導いただくことをお願いして別れた。


posted by 大竹道茂 at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸のマクワウリ各種
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/58152947

この記事へのトラックバック