2012年09月27日

都市農業のリーダー・小林和男さんのレインボートマトは「樽トマト」


9月のNPO法人ミュゼダグリが実施する農家見学会は、日野市東平山で、トマト栽培をされている小林和男さんのハウスに伺った。
小林さんには、日ごろから情報をいただいているが、当ブログでも紹介してきた。

4月だったか、お邪魔した時に、ハウス内でトマトの樽栽培を行っていた。
これは改めて伺うからとお伝えしておいたが、このほど忙しい中、我々のために時間を割いていただいた。




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小林さんは「平山野菜研究会」のリーダーとして、日野市内の地産地消活動を実施している店舗へ地元農産物の供給を行っていて、農林水産大臣から「ボランタリー・プランナー」を任命されているのを初め、同省選定の「地産地消の仕事人」として活躍している。


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上の写真は今年4月に撮ったものだが、クリックすると現在。

JA東京みなみ七生地区青壮年部の副部長当時だから、6〜7年前になるが、当時から主力産物だった、トマト栽培の先進事例を学ぶために横浜や川崎に視察に行った。

これは、都と市の補助事業のいわゆる「パワーアップ事業」を活用するためだった。

小林さんにとっては、どの栽培法も魅力的なものだったが、トマトの樽栽培を見たときには、「これならすぐにでも導入したい」と思ったそうだ。

しかし、補助事業を受けるための導入条件としては、地域に生産者が複数人いること、そして、まとまった生産者負担額があるため、すぐには取り組めなかったという。

2009年、ようやく4人の生産者が集まり補助金をいただけることとなり、2010年6月に初めての収穫となった。



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上の写真をクリックする


現在栽培しているのは、7種類で
アイコ、イエローアイコ、シンディースイート、シンディーオレンジ、トスカーナバイオレット、マイクロ(黄)(赤)
「レインボートマト」のネーミングで販売する予定だという。

新たな仲間が、今年からもう1人増えるという。

樽には4本植えを行っているが、2本植えでも枝分かれで同じ効果を上げる方法も試みている。

また、この栽培では、美味しいトマトの枝を切って挿し木をすることも可能で挿し木栽培で、苗を買う経費を抑えることができる。

土壌は3年に一度入れ替えるが、液肥についても、市販のものを比較しながらより効果的なものを活用している。

昨年は1年で大玉で25段まで収穫できたが、現時点では9段だそうで、樽トマトは糖度が上がり顧客の評判が高いという。

このような成果は、試行錯誤の中で仲間と情報交換を行い、お互いに競い合うことで技術も伸びているようだ。

生産物は、地産地消で地域に還元することも忘れない。現在は平山駅前のマルシェとJA東京みなみの直売所に卸しているという。



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トマトは、露地での土耕栽培もおこなっていて、マイクロトマトはびっしりと実をつけていた。右下はハウス産。

上の写真をクリックする
体験農園も2年前から始めていて、利用者の輪がて来ている。

このような光景を見るにつけ、小林さんの夢は、パワーアツプ事業で「樽トマト」に取り組む仲間が、八王子市や府中市、さらに西多摩地区など、近隣の市町村に生まれることで、お互い生産者同志の輪ができ、横の連絡が取れるような組織になればと、都市農業の仲間たちに呼びかけている。


posted by 大竹道茂 at 00:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の農業と農業者達
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