平成24年度世田谷区提案型協働事業として、「NPO法人フード・風土」が主催して実施しているを覗いてみた。
案内には、
世田谷にはまだまだたくさんの農地があり、直売所があり、「せたがやそだち」の新鮮な野菜を手に入れることができます.昨年は「地域に根ざした食と農の講座」を年4画開催し、畑の見学やニワトリの見学など楽し<体験して、いろいろなことを感じていただきました。また、世田谷産の野菜を使ったバランスよい食事を味わうこともできました。
もっともっと多<の世田谷区民に、世田谷の農業の素晴らしさや野菜のおいしさを知っていただき、世田谷で食と農を楽しむ仲間を増やしたいと、今年も「地域に根ざした食と農の講座」を開催します。」とある

7月20日の第1回は伺えず、NPOフード・風土代表の岩田泰子さんが写真などを送ってくれたので、当ブログで紹介している。
次回は伺うと、岩田さんに伝えていたので、月末の29日会場の大塚信美さんのお宅に伺った。
10時には募集人員の20名が、大塚さんのお宅に集まった。

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講座は、主催者の挨拶に引き続き、大塚農園の大塚信美さんと、地元世田谷のレストラン「HOKU」のオーナーシェフ井上和洋さんが紹介された。
井上和洋さんプロフィール
1975年生まれ。
19歳のときから食の世界にのめり込み当初は居酒屋で働き始める。その後、調理に興味を持ち様々な食材をいろいろなバリエーションで料理してみたいと思うようになり、その後エスニック料理、中華料理、イタリアン、フレンチと実に様々なジャンルの調理技術を学び、独自にその調理法を確立させる。
独特の世界観を持つ若き気鋭シェフ。そして、自身が30歳のときオーガニック野菜をメインコンセプトにレストラン「HOKU」を都会の喧騒から離れた三宿に開店。

井上シェフが料理する収穫したばかりの野菜を、大塚さんが紹介した。
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ブロッコリー、大蔵大根、カブ、ニンジン、里芋、キャベツ、城南小松菜、サラダ菜を、一つ々手に取って説明を行った。

大塚さんの畑は、3カ所に分かれているが、全部で60アールとか。
調理される野菜が栽培されている現場に、参加者たちを案内した。
大塚さんは、都市農家として、世田谷で農業をする意味や、役割について、参加者に伝えた。

世田谷区民に人気の「大蔵大根」は順調な生育を見せ、収穫が始まっていた。
大塚さんは、伝統大蔵も栽培しているが、、収穫時期を遅らせているので、12月中旬頃に収穫される予定だ。
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大塚さんが、支柱を畑に刺した。すると1m以上の深さまで刺さった。耕運機で耕していたのでは、こんなに深くまで刺さらない。
大塚さんは、数年に一度、トレンチゃーで天地返しを行っていると云う。、
畑から戻って、世田谷区都市農業課・農業推進課からのお知らせとして、資料が配られたが、
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西中伸太郎さん (世田谷区産業政策部都市農業課農業振興係 主事)が、大蔵大根について説明し、同係係長・黒沼順子さんからは、農業振興係の取り組みについて話された。

「採れたて秋野菜の調理」は、レストラン「HOKU」オーナーシェフ:井上和洋さんだ。
井上シェフは、屋外でワイルドに料理を行ったが、盛り付けまでは手が回らなかったので、バイキングのように、1人ひとりが紙皿に取った。
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フランスの郷土料理スープ・ガルビエール スープ
フランスでは、鴨のコンフィーか生ハムを、白インゲンと根菜類を煮込む。
今回は、ベーコンとニンニク。大塚さんの野菜は、カブ、サトイモ、玉ねぎ、にんじん大根、ブロツコリー、ほうれん草などをくたくたになるまで煮込んだ。
大塚農園の野菜サラダ
里芋とニンジン、鶏肉の炭火焼き
さすが、井上シェフ。
参加者は、スープやドレッシングについてレシピを聞いていた。
次回は、11月30日に、大塚農園で 大蔵大根の収穫体験ができる。
世田谷マガジンno65(03-5433-3371)に掲載されたと、大塚さんからいただいた。
大塚さんの他には、高橋良治さん、吉岡幸彦さんも紹介され11月に開催される世田谷の農業イベントが紹介されている。