2012年11月12日
ストップ! 農作業事故 各地で広がるハッピーリングの輪、長野では「心のわ」
農作業におけるトラクター等、農機具による死亡事故が発生していることは、一般の交通事故などと違って、あまり報じられないから、農家の人に死亡事故はどのような事かと不思議がる人がいるが、農作業には危険がいっぱいなのだ。
農作業中に農家の大黒柱が事故に遭う、また、働き盛りの農業後継者が事故に遭うことが年間400人。
ちょっとした不注意でおこる死亡事故を防ぐため、東京都の広域女性農業者組織である「ぎんなんネット」の皆さんは立ち上がり、「家族の愛」ハッピーリングを作って無理な作業をさせない運動を、全国に発信している話は当ブログで紹介している。
その後、ハッピーリング作りは、全国に広がったが、長野県飯田市の元JA職員の奥村充由さんが、飯田市の特産品である水引を結って、「心のわ」の手づくりセットを発案、同県で普及されていると、東京の推進役のひとり、濱中洋子さんから伺い、1セットいただいた。
農作業における事故死をなくすことは、全国農家の切実な願いで、長野県の「みなみ信州農業協同組合」では、昨年から奥村さんを講師に、農機具に付けるキーホルダーや、ペンダントとして身に付けるお守り、家族の安全を守る「心のわ」を作っている。
「心のわ」は水引細工だから長く持つものではないので、安全に1年過ごせれば、「心のわ」を供養する安全大会を開いて、家族みんなで農作業中の安全を誓う。
毎年、作ることで、家族の安全への意識を高めていくのだというから、これも大切なことだ。
家族が作ってくれたという、家族みんなの愛情を確認してから、スタートボタンや、スイッチを入れる。
今日も、各地で農作業に入る前の確認作業励行が行われ、安全な作業で家族みんなの幸せが守られる事だろう。
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