2012年12月29日

NPO法人ミュゼダグリの農家訪問は、西東京市の矢ケ崎農園を訪ねた。


NPO法人ミュゼダグリでは、12月も押し迫った24日にも、西東京市の矢ケ崎農園を訪ねた。
園主の宏行さんは、秋季の江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座を終了されていて、一度お邪魔したいとお願いしていた。
矢ケ崎さんの農園は、畑が50a、ハウスが12棟でうち10aの大きいハウスと間口5.4mの中ぐらいのハウスが6棟、間口3mのハウスが5棟となっている。
主に栽培している野菜は、ルッコラを周年栽培している他、スナップエンドウ、春菊で、結球しない芽キャベツのプチヴェール等の他、江戸東京野菜の栽培も始めている。



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スナップエンドウは、中型のハウス1棟で栽培していたが、9月上旬に播種をして、収穫は11月中旬から始まっていて、4月まで実りつづけるという。
この時期は6℃に保つため、このハウスだけ、ビニールで二重に覆い加温もしている。

ミュゼダグリの酒井文子会長と野菜ソムリエの上原恭子さん、佐々木昭さん、納所二郎さんも生のままほうばったが、甘い。




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レストランなどから注文の多いというのが「プチヴェール」、結球しない芽キャベツで、薔薇の花のような形にも見える可愛いキャベツ。
矢ケ崎さんがどうぞと云うので、そのままかじったが、キャベツには変わりないが、お皿の上の景色になる野菜だ。

上の写真をクリックする
プチヴェールは3月までで、その後は花が咲き、また、害虫のコナガや、ハモグリバエが発生する前に、終えるという。



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大きいハウス内は無加温で、春菊を栽培しているが、春菊も3月までで、ハモグリバエが発生する前に収穫を終えるという。



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ルッコラは、中小のハウス10棟で無加温で栽培している。
最近は、生野菜のサラダにハーブとして入れることでの需要が高まっていて、周年で栽培している。




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今年から、江戸東京野菜の栽培が始まったが、亀戸大根の収穫期を逃し大きくなっていたが、スは入っていなかった。
右から、矢ケ崎さん、納所さん、酒井さん、佐々木さん、上原さん、細川奈津美都政新聞記者。

上の写真をクリツクする
無加温のハウス内には、左上から三河島菜の試作と、上中央は種採り用の馬込三寸人参。右が土垂種(里芋)、左下が露地ののらぼう菜、この様子なら2月の中ごろから収穫できそうだ。



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ハウスとハウスの間に、たくさんの冬瓜の採り残しがあったが、酒井さんはマイカーで来たので、一つもらって帰ったようだ。
どうだったか聞いたら、一部凍ったところがあったが、お汁に入れて食べたと云っていた。

今回の農家訪問で、矢ケ崎さんの前向きな営農姿勢には感心させられた。
ルツコラ、春菊、スナツプエンドウなどで経営を安定させたうえで、新たな江戸東京野菜についてはなんでも取り組み、軌道に乗せたいと云ってくれているのは嬉しいことだ。



posted by 大竹道茂 at 00:39| Comment(1) | TrackBack(0) | 大学・NPO等の活動
この記事へのコメント
来ていただいて、ありがとうございました。来年も、色々栽培していきたいと思っていますので、ご指導のほど、よろしくお願いします。
Posted by 矢ヶ崎 at 2012年12月30日 12:29
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