2010年02月01日

【2月号】 早春に出回る、江戸っ子が好きな亀戸ダイコン


江戸川の鹿骨で伝統の亀戸ダイコンの栽培に取り組む木村重佳さんは、2月15日と22日の二回に分けて2千本を越える亀戸ダイコンの種を蒔くという。かつてよしず栽培の時代には三月頃が亀戸ダイコンの最盛期であったが、ビニールなどの園芸資材の発達・普及で、栽培期間も延び5月の連休の頃までも、食べられるようになった。

木村さんが栽培した亀戸ダイコンは味噌と一緒に瓶に漬けられ、葉付一本の丸ごと味噌漬(450円)として、亀戸天神の藤が咲く連休に売り出される。

江戸の昔から、藤の名所として天下に聞こえた亀戸天神の「藤祭り」、昨今は暖冬の影響で花の咲くのも早く、今年は4月18日頃から4月一杯が花の見頃だろうといわれている。JR亀戸駅から天神様への途中に、その人出をにらんで「すずしろ庵(03-5626-3636)」が開店し、一昨年の暮れ当たりから新商品の味噌漬を売り出した。小ぶりな亀戸ダイコンの漬物は、少人数の家庭でも食べきれる大きさで好評のようだ。


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一方、毎年恒例となった亀戸の香取神社(JR亀戸駅から亀戸天神への途中)で開催される福分け祭りは、今年は例年より一週間早く3月7日の10時から始まる。この福分け祭り、亀戸ダイコンがかつて亀戸の地で盛んに栽培されていた頃、お多福ダイコンと呼ばれていたことから、その福を分ける、めでたい祭として始まり、当日は新鮮な亀戸ダイコンが参拝者に配られる。 そもそも平成10年に亀戸の小学校6校で始まった「栽培の復活」は、収穫した亀戸ダイコンの収穫祭として生まれたのが福分け祭で、当時の小学生達は成人になり、新たに定着した地元の食文化として継承してくれている。


posted by 大竹道茂 at 01:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 粋な江戸っ子は白首大根
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