2007年02月07日

江戸東京の伝統野菜を使いたいと日本橋の老舗社長があつく語る。


日本橋「ゆかり」の二代目野永喜一郎氏に東京駅八重洲口から5分ほどのお店に招かれた。
初代の喜三郎夫妻は、昭和10年に高島屋の脇に小料理屋を構え、その後、現在の地に移り料亭にまで発展させた。
二代目の喜一郎さんは時代の要請からカウンター割烹へ転換、割烹「ゆかり」として日本食の人気店に育て上げている。
現在お店は、三代目の喜三夫さんをメインに、喜一郎さんも包丁を握るが、日本橋料理飲食業組合の会長をされるなど、業界や地域のリーダーとして、社会貢献の仕事などを多くさている。
因みに、三代目喜三夫さんはフジテレビの「料理の鉄人」で優勝している。



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野永さんは、地元日本橋の情報誌・月刊「日本橋」に、「江戸東京の野菜」の特集を提案、同誌2月号で、16頁にわたる江戸東京野菜の特集を掲載したことから、昨日、日本橋「ゆかり」のお座敷で、江戸東京野菜を使ったお料理をいただきながら、今後の江戸東京野菜の復活普及について語り合った。




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野永さんの話では、現在、東京の割烹店の7割は京風の味付けになっている。食材も京都産を使う店も増えている。
京野菜や加賀野菜などが東京の市場にも入荷しているが、東京にも江戸の野菜、土地の名前が付いた野菜があるのではないかと、数年前から探していたという。

上の写真をクリックする
そこで見つけたのが、1992年にJA東京中央会が企画発行した「江戸東京ゆかりの野菜」。

その中には、たくさんの江戸からの野菜が掲載されていたことから、発売した農文協に連絡して、編纂を担当していた私の元に、現状の話が聞きたいと月刊「日本橋」の堺美貴編集長を通して連絡をくれたもの。

私の隣から、月刊「日本橋」上林武人社長、野永社長、月刊「日本橋」堺美貴編集長、仲卸の「築地三徳」の川口啓幸社長。



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小松菜と生揚げの煮物。
からすみ


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お造りに「つまもの」むらめ(紫芽)、大葉。
器・高台辰砂に滝野川ゴボウ、谷中ショウガ。

野永社長は、器も自ら作るそうで今回出された器のすべてが野川社長の作品。



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猪大根(ししだいこん)、江戸伝統のふろふき大根は、豚肉と練馬大根でつくる料理。

これ以外にも、練馬大根のみぞれ鍋もいただいたが、美味しさのあまり写真を撮るのを忘れてしまった。

この度、野永社長から、江戸からの伝統野菜があるのなら、どんどん栽培してほしいと云う、言葉をいただいた。
また築地市場で仲卸をしている三徳は、先代の時代から「ゆかり」に納めている。

東京の農業振興を背景に取り組んでいる江戸東京野菜の普及・復活にとって、心強い限りで、今後生産者に伝えていくつもりだ。




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