第三回 高円寺演芸まつりは今年も2月8日(金)〜17日(日)まで、高円寺北地区町会連合会と高円寺演芸まつり実行委員会の主催で開催されている。
演芸会場はJR中央線 高円寺駅周辺商店会の店舗39カ所で実施される。
北口駅前広場には、復興応援繁盛テントが会期中11時から18時まで設置され、開催されている落語会場を案内してくれる。
昨年も伺ったが、今年も「うおこう寄席」を実施するというので9日会場を覗いた。
江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座修了者の松井つるみさんは、高円寺に鮮魚店と魚料理専門店「うおこう」を経営しているが、同店の2階は多目的に活用しているそうだが今回は「うおこう寄席」を開いたもの。

前座の立川笑二さんが講座に上がったところだった。
演目は古典落語の「初天神」だが、22歳の平成生まれだというので笑いを取っていた。
沖縄出身と聞くが江戸弁でなかなか流暢に、親子のやり取りを演じていた。
会場には、顔なじみの方も大勢みえていて、
中田哲也さん、納所二郎さん、佐々木昭さんなども大笑いをしていた。
兄弟子の二つ目立川吉笑さんの演目は「江戸東京野菜」。
立川談笑の弟子で談志の孫弟子にあたる28歳、自身が云うには京都教育大を出て数学の先生になろうと思っていたと語って、笑いを取っていた。
「江戸東京野菜」は、「うおこう」の女将さんに頼まれて作った演目だと語った。
噺に入るところで、江戸東京野菜を知っていますかと客に聞いたが、半数ぐらいの客が手を挙げた。
大根売りの噺で、亀戸大根売りの男が、練馬大根売りと、伝統大蔵大根売りとの競争で、長屋の女将さん方に売るという噺。 中々の熱演だった。
「うおこう寄席」は10日も開催される。
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落語の後は、交流会で、練馬大根の料理の他、杉並の井口幹英さんが提供してくれた、冬採り大蔵と伝統大蔵大根の食べ比べ、風呂吹き大根、また都立園芸高校の生徒が栽培した三河島菜と油揚げの煮物などが用意された。
このように、うおこうの女将さん、笑吉、井口さんなど、立場立場の皆さんのご努力で江戸東京野菜は、広がりを見せている。
皆さん、ありがとうございました。