2013年02月16日

第14回 すきや連 例会がホテルニューオータニ「岡半」で盛大に開催された。


お正月に、フードジャーナリストの向笠千恵子先生から、すき焼き店の店主とすき焼き愛好家で構成している「すきや連」の例会があるからと、江戸東京野菜の話を頼まれた。

向笠先生が「すきや連」の代表をされていることから、九州伝統野菜フォーラムに招かれた時に、熊本市の「加茂川」を紹介していただいて、美味しいすき焼きをいただいたことがあったが、「すきや連」の皆さんに江戸東京野菜を知っていただくことはありがたいので、喜んでお引き受けした。



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「第14回 すきや連」の例会は、ホテルニューオータニ本館 メインロビー階にある「岡半」が会場。
ロビーには、東京オリンピック開催を背景にホテル建設に踏み切った大谷米太郎のブロンズがかかっていた。



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すきや連は、向笠千恵子先生が、「すき焼き通」を平凡社新書から2008年10月出版したこと祝った席で生まれたとお聞きしている。
2008年10月に第1回を浅草の「ちんや」で開催されたあと、都内の老舗店を初め、地方都市の老舗店で、年3回の割で開催されている。

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開会の挨拶をされる、向笠千恵子先生と事務局長の住吉史彦氏。
今回、お招きいただいたことで、事務局長をされている、浅草「ちんや」の六代目のご主人 住吉氏と連絡を取らせていただいた。



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岡半の社長 柴田進吉氏と英子女将がご挨拶。

上の写真をクリックすると「岡半」の案内へ
柴田社長のお話では、大正時代に新橋の花柳界で創業した老舗料亭「金田中」(岡副家)が、1964年、ホテルニューオータニから開業にあたり、ホテル内に「すき焼き店」を入れたいと相談され、岡副家と親戚筋の柴田家(先代)が経営を任されて出店したとのこと。

「岡半」の名前は、文豪吉川栄治が名付け親で、岡副家の「岡」に「これでよいではなく、まだ半分の気持ちでサービスや経営に当たれ」との意味が込められていると云う。

続いて、向笠先生が紹介してくれて、卓話となったが
「伝統野菜には物語があり、そこにロマンがある」
話はまず、
@江戸東京野菜とはどのようなものか、
A 江戸東京野菜には、一つ一つに物語がある。
・三河島菜の復活
・早稲田みょうがの発見と三田の孟宗竹
 
を、20分弱でまとめた。




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ワインで乾杯!
乾杯のご発声は、楓千里さん(JTBパブリッシング執行役員)がされました。

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成田重行先生がリーダーのスローフード江戸東京で、内藤トウガラシを栽培していると云う、諸井行子さんが近くにいらしていた。(写真下右)



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今日のメニューは「岡半コース」と同じで、オイル焼きとすき焼き。

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お肉は、鳥取県のブランド牛「田村牛」、黒毛和牛、肉質は赤目で脂が柔らかいのが特徴。
野菜のほうれん草は、会員の坂田甚内氏(栃木県益子町) の友人が栽培したもの。



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オイル焼きは、脂身を鍋で溶かしながら、仲居の晴世さんが、6人分の肉と野菜を焼いていく。



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すきや連も14回ともなると、皆さん和やかに、懇談されていた。
すき焼きをこよなく愛するみなさんは、食のプロばかり。

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名簿を見ていたら、ミートコンパニオンの植村光一郎氏(写真右下)のお名前。
同社は、東京都畜産試験場が作り出した銘柄豚「TOKYO X」を一手に扱っている。
名刺交換をしたら、前に江戸東京野菜の話を聞いてくれたらしい。

写真左上の住吉事務局長は、2010年3月1日からブログを連日書いていて、私の連載は2010年3月20日からだから、目標ができた。何でも住吉氏は四万六千日を目標としていると云うから筋金入りのブロガーだ。

写真上中には、右から坂田甚内氏(桜杜工房)、鈴木直登氏(東京会館 和食 総料理長)、松田武朗氏(「和田金」すき焼き・松阪市)、町田成一氏(プレジデント「dancyu」)、藤井紀美江氏(「牛や清」すき焼き・前橋市)。
背を向けている右から、松井純氏(平凡社編集部次長)、土居秀夫氏(編集者)の皆さん。



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オイル焼きの次はすき焼きだ。
柴田社長が挨拶で、うちの仲居さんは平均年齢は古希をすぎているベテランで皆様の先輩ばかりですと笑いをとったが、確かに、外人客も多いホテル内のお店、おもてなしが専門職のプロだけに、若い人では老舗の風格を出すのは無理なのかもしれない、美味しくいただいた。

仲居さんが、つききりで焼いてくれる、すき焼きを贅沢にいただいた。



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焼き方も美しい。

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野菜も素材の旨味を引き出して、美味しく頂いた。


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すきや連の例会に先立って、毎回句会を開いているという。

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写真上左の、和田順子先生(俳人、結社「絵硝子」主宰) の指導で行われている。
優秀な、天、地、人の賞が発表された。
天は、蜂須賀祥介氏、
すき焼きや 葱を育み旬(とき)を待つ
地は、中道幸子さん 
なごり雪 湯宿の行燈 灯りけり
人は、梅田雄一氏 
すき焼きの 香りが運ぶ 皆の笑み


蜂須賀氏(たまねぎ研究家)は、第一会場に入りきれず、第三会場で召し上がっていた。
中道さん(写真上中)は加賀の山代温泉「べにや無何有」の女将で、月の井酒造の坂本恵子社長(写真下右の向笠先生とツーショット)のお酒をPR。
梅田氏(スタジオDP)は写真下左のメガネの方、ヒゲのお方は、藤森朗氏(新橋 すき焼き「今朝」社長)。

写真上右は、島崎進氏(下仁田「常盤館」旅館、蒟蒻料理・すき焼き)、南都隆道氏(下仁田納豆社長)、小金沢章文氏(下仁田ファーム・小金沢農園)。



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締めに、次回の開催会場の千成亭・上田健一郎社長が、皆さんを滋賀県彦根市へお誘いする挨拶をされた。

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実は、会が始まる前に、上田社長とは席がお隣どうしだったので、名刺交換をさせていただいたが、近江から来たとのこと、そこで、ここは紀尾井町と云って、紀伊徳川、尾張徳川、そして近江の井伊家の屋敷跡だとお伝えしたら、驚いていた。
そのことを挨拶の中で、大竹に聞いたと前置きして、すでにここは近江なんですと話された。(笑)

帰りがけに、近江牛もいいですね! と向笠先生にお伝えしたら、「行きましょうヨ!」とお誘いいただいた。

今回も新たな出会いがあった。すでに写真でご紹介をした以外で、名刺交換をさせていただいたのが、中川晶成氏(肉牛生産の「中川畜産」東近江市)、加藤政義氏(ハウス食品スバイスアドバイザー)、柴田伸太郎氏(岡半取締役)の方々。

すき焼き文化を堪能したひと時でした。
向笠先生、柴田社長、住吉事務局長、すきや連のみなさん、
ありがとうございました。

後日、事務局から写真集が送られてきた。





追録


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会がお開きに近づいたとき、平凡社の松井次長から、東京会館 和食の鈴木総料理長が、「東京会館 おせちと節句料理」を11月に出版したと紹介、鈴木調理長からご挨拶があった。

いずれ出版祝賀会が予定されているようだ





posted by 大竹道茂 at 01:55| Comment(0) | TrackBack(0) | イベントの紹介
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