今年で14回を迎えた亀戸福分けまつりは、10日、亀戸香取神社にて大勢の地域の人たちを集めて開催された。
福分けまつりに先立ち、例年行われている、亀戸大根収穫祭には、地元の小中学校で栽培された亀戸大根を持ち寄った児童たちが校長先生などに引率されて集まった。

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第14回 亀戸福分けまつりについては、香取神社参道の亀戸勝運商店街に店を出す「発酵文化応援団」の喜連川覚さんが資料を送ってくれたが、10日の亀戸はイベントが各地で行われるようだ。

福分けまつりに先立ち、香取神社で行われた亀戸大根収穫祭も14年目、「亀戸大根の碑」の前に設けられた祭壇に、地元小中学校の生徒が栽培した大根を供えで執り行われた。
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香取神社からは、スカイツリーが間近に見える、
江東区立の第一亀戸幼稚園、第一亀戸小学校、第二亀戸小学校、水神小学校、香取小学校、第三亀戸中学校が亀戸大根を奉納した。
特に、第二亀戸小学校では、田中孝宏校長と、有馬大助PTA会長が付き添い、同神社に伝わる宝船を担いで参加した。
また、水神小学校は芳賀亮作校長と保坂武副校長が付き添ってきたが、同校でも総合学習の中で、多くのゲストティーチャーを招いて授業を行っていると伺った。
保坂副校長は、前任地が砂町小学校の副校長で「砂村三寸人参」の復活ではお世話になったが、これもご縁だ。
尚、会場にはテレビ朝日のカメラが来ていたが、これはテレビ朝日映像の市村菜穂ディレクターからこの時期の江戸東京野菜を番組にしたいと相談を受けたもので、福分けまつりがあるから、長く取り組んでいる第二亀戸小の田中校長に取材を申し込むと良いとアドバイスをしたものだ。 放送の日時は5月12日と聞いている。

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11時から始まった「福分けまつり」には、亀戸大根の第一人者・葛飾の鈴木藤一さんの亀戸大根300本と、江戸川の木村重佳さんの300本の600本が参詣者に配られた。
神楽殿では地元の「水神太鼓」が披露された。

また、境内では、お多福大根と云われていた亀戸大根で、福分け味噌汁と菓子が300名に配られ、長い行列ができた。
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亀戸勝運商店街の味噌屋丸定の女将や、喜連川さんの奥さんなどが味噌汁づくりに励んでいた。

右から香取邦彦宮司、フードジャーナリストの向笠千恵子先生、割烹升本の塚本光伸社長
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向笠先生には、亀戸大根の福分けまつりは、伝統野菜が地域の人たちにどのように受け入れられているか、見ていただきたかったのでお誘いしたもの。
写真右上 香取宮司と亀戸観光協会の福地憲一会長。お話をしていて分かったが息子さんの福地大亮さんはカメラマンで、前に江戸東京野菜の撮影をしていただいたことがある。これもご縁だ。
写真左上 都立江東商業高等学校では星幸典教諭が付き添って、2年生の巫女さんなどはマーケティング科、JRCの皆さんで、若い力で祭りを盛り上げた。
写真右下 味噌屋丸定の女将と向笠先生、 写真左下 友人の松井純さんと福田祐介さん。
升本の塚本社長に頼んで、昼食の席とを取ってもらい、向笠先生と松井さん福田さんの4人で「亀戸大根あさり鍋」を注文。
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亀戸地区の商店街有志により設立された「亀戸いきいき事業協同組合」が升本の隣に「亀戸梅屋敷」ができた。、プレオープン。
地域の交流施設と観光拠点施設で、経済産業省の平成24年度中小商業活力向上事業の補助を受けている。
亀戸駅ホーム脇の亀戸大根の畑は、収穫が終わったようで、アブラナ科の菜花が咲いていた。
亀戸大根づくし一日だったが、帰る頃には風が強くなり砂塵が舞って、空が茶色に曇っていた。