NPO法人ミュゼダグリが実施している、”あっぱれ野菜! STUDY & CAFÉ “が、初めて小金井以外で開催された。
会場は、皇居外苑「楠公レストハウス」で、話題の「江戸エコ行楽重」を楽しむというもの。この募集は当ブログでも紹介した。

今回は、事務局を上原恭子さんが担当してくれて、のらぼう菜と亀戸大根を、JA東京むさし小金井経済センターで購入して持ってきてくれていたから、同レストハウスの安部憲昭料理長が、一皿加えてくれた。
また、前日、西東京市の矢ケ崎宏行さんから、伝統小松菜の「後関晩生」と「あさつき」をいただいたので、皆さんに食べていただこうと、安部料理長にお渡ししたら、味噌汁に使ってくれた。
お重には、練馬大根、大蔵大根なども料理したものも入っている。
上の写真をクリックする
調味料は伝統にこだわって、
江戸伝統の本醸造濃口醤油は、「ヒゲタの本膳」、
江戸の伝統を受け継いで、熟成させた酒粕だけを使った純酒粕酢 「ミツカン 三ツ判 山吹」、
江戸時代から続く塩分が少なく糀がたっぷり入った「ちくまの江戸甘味噌」
「海の精」は、伊豆大島産で伊勢神宮・御塩殿神社に伝わる日本古式の製法を参考にした壺焼塩。
お造りは、小皿の煎り酒でいただく。煎り酒は日本酒に梅干を入れ弱火で煮詰めてつくる。
煎り酒も販売されている。

安部シェフには皇居外苑での食の取り組みについてお話しいただいた。
上の写真をクリックする
今回の、募集は20名だったが、参加者の多くは江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座修了者の皆さんだった。
今回の話は、大根と茄子にしぼって、江戸の料理書を参考にした大根料理と茄子料理をパワーポイントで紹介した。

楠公レストハウスでは、練馬産の野菜を取り寄せているが、江戸東京野菜も利用してもらっている。
上の写真をクリックする
のらぼう菜
帰り際に、安部シェフから、エコ・クッキング推進委員会から発行された「エコ・クッキング はじめました」をいただいた。
この冊子、2011年「冬号」から毎年、「春夏」号と「秋冬」号が、457円(税別)で発売されていて、2月に発行された号では、「エコ・クッキングで作る、春と夏のおもてなし料理」が特集でレシピが掲載されている。
安部シェフの「シェフ考案のおもてなしメニュー」も掲載されている
休日だったこともあり、皇居前広場を抜ける道路は歩行者天国になっていた。
楠公レストハウス前には、観光バスが並んでいて、店では団体客が昼食をとっていた。
昨年から工事が行われていたが、地震で石垣が不安定になったのかどうかはわからないが、石垣が組みなおされていた。
とにかく手間を惜しまぬ技とレストランスタッフ(金子さん=江原先生をご存じ)の良さに目を見張りました。煎り酒でのお造りも初めての味。
残念だったのは講演付き会席を体験したいのに20人以上からとの事で、都農研等で企画してくれないかなぁと、他力本願でおります。