絵本塾出版から絵図解 やさい応援団「まるごと! キャベツ」が配本されたことは、当ブログで紹介した。
やさい応援団は、八田尚子さん(文)と、野村まり子さん(絵)から、昨年の夏に監修を依頼されたもので、絵本塾出版から12回シリーズで、4年かけて配本していく予定。
現在、2冊目の「だいこん」を編纂中で、大根にまつわる物語を伺いに、京橋大根河岸会の会長で東京中央青果の石川勲社長を、3人で訪ねた。

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石川社長は、京橋大根河岸会として京橋大根河岸生誕350年を来年に控え、毎月、京橋大根河岸の記念碑のある広場で、大根350本を無料配布している。
因みに2009年6月に、石川会長が中心になって京橋大根河岸青物市場跡の碑が建立されて50周年の記念式典が行われている。

石川社長の会社は、創業が文化13年(1816) 初代石川三次郎が始めた野菜問屋で、京橋市場屈指の老舗「三光山」にまでなった。
近郷近在の農家が大根をはじめとする農産物を運んできていた。
屋号は伊勢屋と云うので、伊勢の出だとのこと。
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大根河岸の半纏を見せていただいたが、半纏の河岸は川岸となっていた。
日本橋の魚河岸に対して、青果の京橋は対抗意識もあり「川岸」を使ったようだ、とのこと。
因みに同社では、「築地のおいしいバナナ」を売っている。
数年前から、築地市場は魚市場だけでなく青果市場もあるんだと石川会長の肝いりで好評の「築地市場 やさいくだものツアー」を実施していて、当ブログでも紹介している。
東京中央青果の記念誌を見せていただいたが、築地市場での取引の様子などが掲載されていた。
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毎年、京橋大根河岸を出発する「江戸東京探訪バスツアー」を開催してきたが、その都度、石川社長にお願いして大根河岸の話をしていただいている。
今回の取材でも、色々とお話を聞くことができた。
石川社長ありがとうございました。
先日はたいへんお世話になりました。
おかげさまで石川会長より、貴重なお話を伺うことができました。
石川会長のお話をうかがいながら写真を撮っていらしたので、いつかブログにアップしてくださるのかなと、期待してました!
やさい応援団シリーズ2冊目の「だいこん」をPRしていただいてありがとうございます。励みになります。
それにしても、「大根川岸」のはんてんは素敵でした。はんてんとねじり鉢巻のいなせな若衆の姿が思い浮かぶようでした。