大手町の「農業・農村ギャラリー」が実施する “ 旬・食” 体験教室の 江戸東京野菜シリーズ。
江戸から昭和にかけて、東京の食文化を育んだ『江戸東京野菜』について、その種類や特徴、食べ方 などを通じて、知識を深めてもらうことを目的に、3回シリーズの最後は、今が旬の「のらぼう菜」
講師は、vol1から引き続き、江戸東京野菜料理研究家で、野菜ソムリエの酒井文子先生。

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サポートするのは、引き続き、野菜ソムリエ・ジュニアの鳥羽浩子さん(写真右)と、小金井市食育推進委員の雀部かおりさん(写真左)。
「のらぼう菜白玉の内藤唐辛子胡麻だれ」

このところの急な暖かさのために、ノラボウ菜も花が咲いてしまっていた。
@ のらぼう菜はさっと湯通しし、適当な大きさに切ってフードプロセッサーにかけるか、すり鉢ですり、ペースト状にする。
A 鍋に黒練り胡麻、砂糖、水、種を除いた内藤唐辛子を入れて火にかけ、よく煮溶かし、塩で味を調える。唐辛子は取り出す。
B ボウルに白玉粉を入れ、@ののらぼう菜のペーストを加える。水分が少ないようであれば、水(分量外)を少しづつ加える。
C Bののらぼう菜入りの白玉粉を丸めて、火が通りやすいように真ん中にくぼみをつける。

D 沸騰した湯で茹でて、浮き上がったら冷水にとり、水気をきる。
E Cののらぼう菜白玉を器に盛り、Aの胡麻だれをかけてできあがり。
生ののらぼう菜の食べ比べも行われた。

今回のゲストスピーカーは、小金井の農業後継者の高橋金一さん、
のらぼう菜の物語を語った後は、農業後継者として一番心配な、TPPの問題まで、のらぼう菜を通して幅広いお話をされた。

同ギャラリーの川並三也管理マネージャーの司会で、皆さんからの質問などを受けた。
内藤唐辛子が使われたが、初めて内藤唐辛子の名前を聞いたようで、どのようなものなのかと云う質問があった。
内藤唐辛子の物語の一節をお伝えし、現在、新宿で行われているまち興しについてもお知らせした。
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酒井先生は、パンフレットを皆さんに配布して小金井で始まる「春の黄金弁当フェア」について紹介した。
また、3月29日にNHK学園 くにたちオープンスクールで開催される「楽しくおもしろい食育」についても紹介があった。