2007年01月23日

小金井市の江戸東京たてもの園で「江戸野菜で味わう小正月 江戸雑煮をたべよう」のイベント。


2006年(平成18年)小金井市では、東京都と三鷹市とともに、自然 や文化を復活させ地域の活性化や都市型観光の推進 をめざす「水湧く(みわく)プロジェクト構想」をまとめ、

「紫草プロジェクト」、「湧水プロジェクト」、「江戸東京野菜プロジェクト」の 3 つのプロジェクトが選ばれた。
「紫草プロジェクト」は、江戸時代の染め物「江戸紫」に使われ、玉川上水に架かる市内の「むらさき橋」にもあるように市内に繁茂していた、紫草を再生しようというものです。

「湧水プロジェクト」は、小金井市の商店街が中心となって、 平成16年11月に武蔵小金井駅前の六地蔵の敷地内で掘り当てた、飲用可能な井戸水を使って、来街者への「美味しい水」のサービスなどを展開しようとしています。

「江戸東京野菜プロジェクト」は、小金井市内の 市民グループ「ミュゼダグリ」が中心となって、伝統野菜の栽培復活や地産地消、さらには郷土料理の復活など、多彩な食の楽しみへの取組みです。






1-1図1.jpg


小金井市の「水湧くプロジェクト」では、1月21日から1月28日まで江戸東京たてもの園のビジターセンターで「江戸野菜からのまちおこし展」を開催していたが、初日の21日は、「祝い箸を作って江戸のお雑煮を食べよう!」を同園内、西ゾーンで実施した。

上のチラシをクリクする

このイベントには、市民500名を募集により同園に招待し江戸雑煮を提供した。

2-1江戸雑煮1 (3).jpg

この企画では、「祝い箸を作って・・・」と云うことで、まず、木の棒にサンドペーパーをかけてマイ箸を作るところから始まり。

上の写真をクリックする

出来上がったら、千代紙で箸袋をつくり、それからお雑煮をいただくというもの。



3-1江戸雑煮1 (5).jpg

上の写真をクリックする

祝箸ができたところで、江戸雑煮を西ゾーンの吉野家の前庭で、角餅と小松菜で祝う 江戸商人の雑煮」を食べていただいた。

この企画で使用された、後関晩生小松菜と亀戸大根は、東京都農林水産振興財団の東京都農林総合研究センター・江戸川分場で試験栽培されていたもので、試験研究が終わったものを提供をしてもらったもの。

この模様は、NHK総合テレビで21日の夕方から3回にわたって放送された。
この事で、江戸野菜を使ったまち興しが小金井で実施されていることが広く伝わった。

追伸

NHKのテレビ報道を見た友人が、22日、番組の様子を知らせてくれた。
東京の伝統野菜について取り組んでいるグループがあることを知ったので、小金井市経済課に電話し、担当の内田雄二氏から、現在、江戸東京たてもの園のビジターセンターで「江戸野菜からのまちおこし展」を開催しており、そこに、関係者がいるからとの情報を得たので23日に会場に出かけた。



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「野口のタネ」の固定種のタネ袋が展示してあった。

これまで、農政運動を展開してきた経験から、お互いの情報連絡と運動をともに行うことが、強固な力となっていくことから、江戸東京たてもの園の会場を訪ねた。

会場には、土井利彦氏と、納所二郎氏がいらしゃったのでお話を伺うと、小金井市の農業・農地を守っていく運動の、ひとつの活動だと云う。

都市の農地を守る運動の一端は、かつて「月刊自治研」に書いたが、同じ考えの市民運動のようなのでメンバーに入れていただいた。


posted by 大竹道茂 at 00:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 小金井市での取り組み
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