新宿区を拠点に活動しているNPO法人 森とでんえん倶楽部(03-3366-1233) の角保恵喜理事長は、これまで新宿区内の小学生等を対象とした活動を行っている。
昨年(2006年8月)から、新宿区立早稲田小学校へ稲作栽培を提案してきたが、同校の浅田学校長は、前任校での経験もあり理解が得られた。
交渉経過の中で角保理事長から当研究会に協力要請があったことから、JAグループが行っている「バケツ稲作り」による栽培を提案し、栽培セットを全中から取り寄せ、理事長に送付していた。
同NPOではその後、新宿区から活動予算を得たことから、バケツ稲方式から屋上水田の設置で、ゆかりの水田復活に計画を変更、資材の提供等を行い、5年生が総合学習で取り組んでいる。
JA全中から提供を受けた「バケツ稲作り」の栽培セットは、生徒たちに配布、自宅での栽培となった。

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早稲田は、神田川に向かって北傾斜で江戸では有数な水田地帯、早稲田ミョウガの産地でもあった。
明治15年に、大隈重信によって早稲田大学の前身、東京専門学校が設置された。
その後、下宿や、食堂、書籍店などが次々と出来るなどで、水田やミョウガ畑は無くなってしまった。
早稲田小学校の様子は、日本農業新聞に掲載した。
この取り組みは、収穫後同NPOのホームページに掲載してある。