新倉大次郎さんが、昨年、地元の矢ケ崎宏行さんと、江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座を受講された。
各界の人たちが集まった講座の中で、都市農業に真摯に取り組む新倉さんが、江戸東京野菜に注目したことが話題になった。
イタリアンやフレンチのシェフがニイクラファームのハーブをあてにしていて、プロ好みのハーブが、自然の状態に近い状態で繁茂していた。
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田無駅の改札で10時に待ち合わせ、駅から線路沿いにくだり方向へ歩いてくると、急に開けたところにある農地が、ニイクラファームの畑だ。
今回は、花の咲くハーブを見ることができた。
ミュゼダクリの農家見学会は、都政新聞の細川奈津美記者が取材するのに合わせで実施しているが、今回も細川さんが、新倉さんに説明していた。
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アップルミント(シソ科) が繁茂しているところで新倉さんの説明があった。
「生命力が強い植物で、ハーブの香りは、植物として虫などから身を守る手段。
肥料を十分に与えると香りが無くなるので、少し足りないぐらい、ストレスをかけると香りを出す。
また、葉の裏に精油袋があって葉の裏をなぜると精油袋がはじけて、香りを出す。」
最近、造ったハウスは、災害時の一時避難所として活用するため、防災施設として建設したもの。
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ニイクラファームの農地は、水はけがよく肥料分の少ない赤土を客土して、ハーブの好む環境を作っている。
トレンチゃーを使って客土した底を抜くことでさらに水はけを良くしている。
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スイートバジルの花(右上)、シナモンバジル(左下)
バジルの原産はインドで、辛い。イタリア料理には良く使われるハーブ。
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タラゴンは肉や魚の臭みを和らげる。
フランス料理に良く使われるタラゴン。
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ディル(せり科)とスイスチャード
ジャーマン・カモミールの花を摘み取る、井草にお住いの陶山克治さん親子は初参加。
カモミールは青リンゴの香り。
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花付きカモミール(キク科) の花と黒キャベツ(アブラナ科) の花の混植。
ボリジ (ムラサキ科) の葉をかじって、オイスター(牡蠣) の味を確認する、中田哲也先生(江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座講師)。
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ボリジとマスタードグリーン(西洋からし菜・アブラナ科)

新倉さんが、一つ一つ丁寧に説明してくれる。
ホースラディシュ(西洋ワサビ・アブラナ科)、フェンネル(セリ科)、ローリエ(月桂樹)、ブラックペパー・ミント(シソ科)、オゼイユ(タデ科)
中央下、カレープランツ(キク科) を切り取る野菜ソムリエの佐藤祐輔さんも初参加。
ベルガモット・オレンジ・ミント(シソ科)、
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ワイルド・ルッコラ、又はセルバチコ(アブラナ科)
濃厚な胡麻の香りが美味しい。
シブレット(ネギ化)、
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タイム(シソ科)、南フランスの料理には欠かせないハーブで、肉の旨味を引き出す。
スイートマジェラム(シソ科)、ヤロウ(西洋ノコギリソウ・キク科)
ハーブには「しそ科」が多いことが分かった。
以上以外にも、紹介しきれないハーブが沢山あった。
現在、ニイクラファームへの発注書、アイテム表を大次郎さんに送って持った。
ご参加いただいた、中田哲也先生からブログに掲載したとのメールをいただいた。