鈴木勇作さんには、先日、昭島市農業経営者クラブの総会でお会いしていて、拝島ネギの話を聞いていて、一度伺いたいと思っていたが、都政新聞の細川奈津美記者も是非ということで、鈴木さんに時間をとっていただいた。

このところの干ばつで、畑はブカブカ。見せていただいた伝統野菜・拝島ネギの苗は、その影響で10p程生育の遅れがあるとかで、定植は遅れそうだ。
拝島ネギは、一本ネギで、21年に昭島市が、昭島市特産のネギとして、立川市にある東京都農林総合研究センターに採種の依頼をしていたが、昨年良質のタネが地元JA東京みどり経由で、生産希望者に配布されている。
今年、秋には、昭島市が産業祭でお披露目する計画もあるようだが、この干ばつが、影響を及ぼさなければいいのだが。
また、ハウスでは、就農5年目のご子息 寿昭さんが、糖度(8〜10度)の高いトマト栽培(720本)をしていて、JA東京みどりの直売所「みどりっ子昭島店」や、市役所そばの農産物消費者交流施設「ふれっ旬」でもリピーターが多く確実に顧客をつかんでいる。
鈴木さんのお宅の耕作面積は1ヘクタール、うち畑地が70アール、水田が30アールで、
ご尊父 7代目の初五郎さん(95歳) は、昭和63年、東京都代表として精米の宮中献穀をされていて、当時の献穀田では、今年も田植えが行われた。
鈴木さんのお宅では初五郎さんから孫まで4世代10人の大家族で同居されている。
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奥多摩街道沿いにある水田にご案内いただいた。
鈴木さんは、市からの要請を受けて、毎年「親子米つくり教室」に協力していて、取材前日、市民16組の親子が32名が参加して、田植えが行われたばかりだ。
水田が珍しくなった東京、中でも昭島の子どもたちは貴重な体験をしたようだ。

宮沢町の鈴木のお宅のお隣も鈴木さんで、前に、ワサビ田を管理する鈴木理夫さんに、ワサビのお話を伺ったことは、当ブログでも紹介している。
昭島の環境を知るうえでもいい機会なので、鈴木さんに頼んで皆さんを案内してもらった。
干ばつだというのに、湧水がワサビ田を潤していた。
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敷地内には、近隣の人たちが守る、700年の歴史を持つという祠があり、お稲荷さん、水神様が祀られていた。
参加者は、納所二郎会長、酒井文子さん、佐々木昭さん、福島秀史さん、細川記者の皆さんだった。
鈴木さん ありがとうございました。