2013年07月01日

山形県真室川の伝承野菜「勘次郎胡瓜」のジュレを味わい、古き時代の親心に想いを馳せる。


早々と、お中元の品をご恵贈いただいた。
開けてみると、「伝承野菜」のスイーツで、山形県真室川町の伝承野菜のひとつ、勘次郎胡瓜のスイーツだった。
私が、伝統野菜に取り組んでいることを知っている方からの贈り物だ。



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真室川町の「おかしの平和堂」の製品で、勘次郎胡瓜のジュレは、地元産のアカシアの蜂蜜をブレンド、キュウリの爽やかさが活きている。

同店では他に、甚五右衛門芋、黒五葉の枝豆のスイーツと、豊富な地元の伝承野菜の商品化に結び付けている。




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この、勘次郎胡瓜には、物語がある。

約125年前に、山形県真室川町谷地の沢地区にある姉崎勘次郎家(屋号)に、隣村の鮭川村から嫁いだ何代か前のおばあさんが、嫁に来るときに持ってきたキュウリの種が始まりとされる。


野菜のタネは、かつて花嫁道具一つだった。

嫁ぎ先で、娘の居場所づくりのために、嫁に出す娘の幸せを願って、親が持たせていた。
持たせたタネを栽培させて、出来た野菜の料理を舅、姑に食べさせて、嫁として可愛がってもらおう、その存在を認めてもらおうと云う親心だ。

全国各地にもこのような 野菜が伝わっていて、

新潟県の
長岡巾着ナス」は、明治14年に南蒲原の田上町から長岡中島地区の小川家に嫁に来たばあさんが、嫁に来るとき実家から持ってきたと云う。

東京にもあった。
何代か前のお婆さん「おいねさん」が、甲州都留(つる)から峠を越えて檜原村薮馬に嫁に来た時に、里から持って来た江戸時代のジャガイモとして「おいねのつるいも」が伝わっている。


posted by 大竹道茂 at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 全国の仲間の話
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