前日の雨が上がり、宿泊した彦根キャッスルホテルからは、彦根城の天守閣を望むことができた。
彦根城の城下で開催された、すきや連の例会は、千成亭・上田健一郎社長のお心遣いで、思い出深いひと時となった。
昼の新幹線を取っていたので、それまでの時間を、彦根城の観光に当てることにした。

昨日いただいた資料の中に「第15回 すきや連 in 彦根」の封筒が入っていて、中には彦根城と彦根城博物館の無料招待券が入っていて、主催者の気持ちが伝わってくる。
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ホテルにバックを預けて、中堀から、二の丸佐和口多聞櫓に向かって・・・。
緑の美しい城下だ。
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朝から、城内を清掃する皆さんが居て、「おはようございます」と気持ちのいい挨拶をかけられた。
博物館には、帰りに寄ることにして、先に天守閣に向かったが、急な登り坂で、休まずに上まで登ったが、年のせいか呼吸が荒くなっていた。

彦根城は、慶長8年(1603)井伊直継が父直政の遺志をうけて築城に着手し、時の将軍家康が、特に奉行を差し向け7ヶ国12大名にも応援させ、元和8年(1622)現在の彦根城が完成したもの。
天守閣には、急こう配の階段を上った。
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琵琶湖八景に数えられているので、天守閣から琵琶湖を望んだ。
天候が良ければ対岸まで見えるそうだが、前日の雨の影響か、残念ながらもやっていた。
城内では、発掘調査も行われていた。
徳川譜代大名筆頭の井伊家伝来の名宝が展示してあるというので、寄ってみた。
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井伊直政所用の鎧兜だが、井伊家では、藩主以下家臣に至るまで、甲冑や旗指物を朱色で統一していて「井伊の赤備え」と呼ぶ。
兜は立物が長く重そうでバランスを崩しそうだ。
将軍家からの拝領品も数多くある。
博物館は、「ストロボ、三脚を使っての撮影は禁止」になっていたが、最近のデジカメはストロボなしでも撮影できるので、それは許可していた。

中堀にかかる京橋を渡って城下に出ると、そこが「夢京橋キャツスルロード」。
昨日お世話になった「せんなり亭 伽羅」もここにある。
電線を地下に埋設して、歴史的景観を現代によみがえらせた城下町は、軒の傾斜をそろえる等の約束毎が決められている。
「下田なす 漬かりました。」
夢京橋キャッスルロードを、数軒行ったところで、近江の伝統野菜「下田なす」が店先になっているのを見つけた。
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伝統野菜は、季節限定だけに、巡り会えうれしくなった。
店長の谷口清春さんに、色々とお話を聞いて、この季節だから食べられる新漬けを試食した。これは美味い !。
後を引く味で「下田なす串」を一本購入した。 満足 !。
何でもお祭りのときなどに、近江では串刺ししたのを売るそうで、これも文化だ。
琵琶湖の南東に位置する湖南市下田の夏野菜。
なすの大きさ、硬さは、江戸東京野菜の「寺島ナス」と変わらないが、葉の大きさ、茎の太さなどは違うようだ。
一袋、土産に買って、好きな揚げ浸しにして食べたが、とろみが出て美味しかった。