2013年08月25日

8月24日、9時30分 テレビ朝日「食彩の王国」は、寺島なすを余すところなく紹介した。


テレビマンユニオンの田中由美さんが、「食彩の王国」で、江戸東京野菜の「なす」を紹介したいと訪ねてきたことは当ブログで紹介し、VTRのセットをお願いしたが、素晴らしい番組に仕上がっていた。

番組は、「現代によみがえった、江戸の野菜」と紹介してくれた。



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寺島なすが、墨田区立第一寺島小学校で2009年に同校の開校130周年記念事業として復活された。

番組では、今年も継続して栽培している生徒たちが、「味が違うし、柔らかくて甘いし、旨い」と自慢げに答えていた。

東向島商店街の青果商・阿部敏さんは、寺島なすのキャラクターが描かれたTシャツを着ていた。

生産者の星野直治さんも、ボランティアさんたちと、屋外で田楽にして味わっていた。




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この番組、どのようにして食べられているかを紹介する番組で、
初めは、南青山のイタリアンレストラン HATAKE AOYAMA の神保佳永シェフが登場。

寺島なすは、小さなタネの多いナスだが、タネの周りに蜜があるので、火を入れるととんでもなく甘くなる」と神保シェフ。
“ 寺島なすと岩がきの冷製スープ “

神保シェフは「寺島なすは硬く、粘り気が相まって、美味しくなる。」と・・・。
“ 寺島なすと鰹のテリーヌ ”

「皮にある強い香りとえぐみ、揚げると香ばしさに変わる」とも。
“ 寺島なすとドライトマトのボロネーゼ ”

寺島なすは、タネが多い、硬い、と云うデメリットとも思える性質を、メリットに変え、
クセのる野菜の方が゛すごく調理しがいがあって、寺島なすは、うちではこの時期必ず使う」と。




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押上「よしかつ」の店主・佐藤勝彦さんは、
“ 寺島なすとトマトの肉炒め ”

“ 寺島なすのステーキ ”


「寺島ナスが主張している」、「寺島ナスが入っているんだって !」


日本橋「ゆかり」の、三代目野永喜三夫さんは


浮世絵に描かれているように皮をむいて、揚げると翡翠色に・・・。
皮も捨てないで、キンピラに。

「江戸にも伝統野菜があるので、地産地消からも使っていこうと思っている」と、

“ 寺島なすと青唐辛子、穴子の炊き合わせ ”

“ 寺島なすの皮のキンピラ ”

“ 寺島なすと うなぎの濃厚胡麻あんかけ ”


番組は「蘇った寺島なすの味わいが、江戸の昔しと今を、しっかりと繋ぎます。」で結んだ。


素晴らしい番組、田中さん、ありがとうございました。


追伸


日本橋「ゆかり」の、二代目野永喜一郎さんに、浮世絵の再現が良かったとお伝えしたら

「浮世絵にあるナスは、横に剥いているが、ナスはご覧になったように縦に剥くものなんですよ !」と教えていただいた。


追伸


後日、田中さんから電話をいただいた。
何でも、朝の時間帯で、この手の番組の視聴率としては最高視聴率を取ったと、報告があったが、確かに良い番組で、改めてVTRを見直した。
多くの人たちが、江戸東京野菜を認識してくれたかと思うと、嬉しくなった。



posted by 大竹道茂 at 00:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 寺島ナス、雑司ケ谷ナス
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