2007年の暮れに東京みどりの原省三課長が、江戸東京野菜の栽培を、始めたとの連絡を受けた。
これまで、同JAの高橋信茂組合長あてに、江戸東京野菜の情報資料を常に送付していたことから、担当に資料が回っていたようで、担当の原省三課長は、江戸東京野菜の販売が直売所の活性化につながらないかと、取り組むことになったという。
2007年4月に、東京都農業振興事務所に相談すると同時に、同JAの生産者の中から、清水繁雄氏、清水理作さん、馬場正明さんにお願いして栽培していただくことを取り付け、勉強会に入った。
8月23日、振興事務所の野呂孝史氏、高尾保之氏、田旗裕也氏の各先生の指導を受けて、生産する江戸東京野菜は、伝統小松菜、亀戸大根、金町コカブにしぼり、10月から栽培が始まった。
年末に、立川市幸町にある、同JAの直売場に置いてみたが、馴染みがない野菜だからと、消費者の手が伸びないという。
2008年1月7日、生産者たちは、ばら売りをやめて、三種類のセット売りに変えてみたようだが、売れ行きが悪いとの連絡を、原課長から受けたことから、幸町の直売場をのぞき、生産者にもお話を伺った。
江戸東京野菜のポップや、レシピも必要だ。
それにもまして、地域の方に知ってもらう必要があることから、江戸東京野菜の普及に取り組む一人として、立川地区を中心にメデア対策として、新聞社への「ニュースリリース」を書き、JA東京中央会の榎本輝夫広報部長に依頼してFAXで新聞各社に送信してもらった。

上の写真をクリツクする。
ニュースリリースは功を奏して、
1月16日 毎日新聞から電話で取材があり、馬場さんの写真提供も行った。
1月17日 サンケイ新聞では、直売所と生産者の清水繁雄さんの畑にも行ってくれた。
1月21日 電話で読売新聞から、取材を受けたが、同紙は、生産者三人が生産物を持っている写真を撮って掲載してくれた。
2月6日 日本農業新聞南関東版で紹介してくれた。
このような対応が、消費者に江戸東京野菜についての理解を深めることができ、消費につながった。
また、当会としても新聞社への対応が早かったことが、生産者の信頼を得ることにつながった。