宮寺光政さんから、東京農大の学生が手伝わせてくれと云ってきたと云う話は、いつだったか聞いていたが、先日、宮寺さんの畑に行ったら、2回目の農作業にキャベツの定植作業を手伝っていた。
水をやっていたのは、松本夏奈さん、そして株間を測っているのが、蒲田麻里さんの2人、東京農業大学農業経済研究室の3年生だ。
5月に、指導をされている北田紀久雄先生と一緒に、新宿の「東京アグリパーク」で、お会いして江戸東京野菜のお話をした、あの学生さんたちだ。

どこの農家でも、秋作の定植作業は忙しいから、農作業のお手伝いはありがたいことだ。
宮寺さんは、栽培ばかりか農業の事なら何でも詳しいから、色々と教えてもらえる。

同研究室では、江戸東京野菜の事前学習や5月のヒアリングを通して、また農家見学などで都市農業の現状を勉強した結果、江戸東京野菜の統計資料の作成もしていくと云っていた・・・
また、都内の小学校で行われている江戸東京野菜を活用した食育の実態等にも注目しているとか・・
松本さんは、他の学生と3人で、江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座の入門編を受講されている。
現在、同研究室は幾つかの班に分かれて、
江戸東京野菜の種類や固定種について調べている班。
流通がどのようになっているのか、築地にも出向いた班など、
これら一連の調査と合わせて、東京農業の現状について体験的に学んだようで、今後、消費者のアンケート調査も実施し、調査結果は11月の同大収穫祭で発表する予定だというから楽しみだ。
因みに、東京農業大学の収穫祭は11月1〜3日まで、世田谷キャンパスなどで開催される。