先日、ご無沙汰しっぱなしだったので、早稲田ミョウガの栽培にお骨折りをいただいている、井之口喜實夫さんのお宅に寄った。
ようやく秋冬産キャベツの定植が終わったところと話しておられたが、この日も暑い日で、定植されたキャベツ苗も雨が欲しそうな様子だった。
玄関に、可憐な鷺草が咲いていたので、写真を何枚も撮っていたが、その後ろにミョウガがプランターに植わっているのに気が付かなかった。
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井之口さんに、ミョウガの様子を伺っていたら、今、プランターに植えたのをここに持ってきて、日照時間等の実験をしているところだという。
井之口さんは、ミョウガ栽培でも長年の経験や知識をお持ちだが、早稲田ミョウガの特徴である、赤みを美しく発生させることの研究には余念がない。

畑を見せてもらったが、遮光ネットの50%を張ってあった。
遮光なしで早稲田ミョウガを栽培している他の生産者のミョウガに比べ、葉の日焼けもなく日々の管理がうかがえる状態だ。
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ネットの重さもあるので、しっかりとした杭が何本も打ってあった。
直射日光を遮光するだけで、横からは光が入るようになっていた。
また、藁は千葉県の水田農家から、分けてもらってきたと、短く切った藁を厚めに敷き込んでいた。
今年の、春からの天候異変で、晩生のミョウガなのに7月に何本か、芽を出していたと心配されていたが、試しに表土を払ってくれた。
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遮光ネットをしていることから、暗くて手振れで、十数枚の内数枚、赤い早稲田ミョウガを撮ることができた。
さすが経験豊富な井之口さんだ。
9月21日には、早稲田鶴巻町にある茗荷畑の神明宮と云われた天祖神社例大祭での茗荷奉納神事が予定されていて、10月からは「第2回 早稲田かつお祭り」が予定されている。
これで、早田宰教授(早稲田大学社会科学総合学術院)や、早稲田大学周辺商店連合会の皆さんも安心するだろう。
尚 この畑に、早稲田ミョウガを植えつけたのは、テレビの取材に合わせて4月7日だった。