8月に、ライフスタイルコーディネーターの羽鳥冬子さんに紹介していただいた、西荻窪のRe:gendo –りげんどう- に、時間を見つけて立ち寄った。
石見銀山「群言堂」の松場大吉会長にお会いしたことは、当ブログで紹介したが、
羽鳥さんが、東京の伝統野菜について話していただいたことで、島根県産の食材と、東京の地場野菜等のコラボレートによるお料理を、9月から出したいと、松葉会長から協力を求められていた。

田中哲司料理長には、江戸東京野菜の仕入れについてアドバイスをしてきた。
羽鳥さんからもメールをいただいていて、心配されていたので、一度行かねばと思っていたが、時間の都合が付いたので立ち寄った。
13時過ぎに行くからと、店長に予約を入れていたのが良かった。
店は、女性客で一杯だったが、田中料理長が厨房から出て来てくれた。
丁度、松場大吉会長の奥様がお見えで、紹介したいと云うのでご挨拶をさせていただいた。
奥様は、石見銀山生活文化研究所の所長で、石見銀山の「暮らす宿 他郷阿部家 竃婆 松葉登美」の名刺をいただいた。
講演などで、お忙しい日々を送っていらっしゃるようで、東京でお会いできたのもご縁だろう。
そんなところへ、注文した「一汁一穀三菜膳」が運ばれてきた。
実は「野菜寿司膳」も食べたかったが、来るのが遅かった、すでに売り切れていた。
今度は、12時前に食べに来よう。

鳥もも肉のソテー
野菜各種
ソースは、チーズと醤油
野菜がたっぷり使われていた。
新鮮なハーブをどけたら、そこにはコカブや、伝統小松菜が隠れていたが、鳥もも肉も顔を出した。
鳥もも肉と野菜のソテーを、洋と和の融合したソースで美味しく、スプーンで飲み干した。
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ソテーの上に乗ったハーブは、ワイルドルッコラ、サラダバーネット、クレソン
それに、コカブは、、西東京市の新倉大次郎さん。
雪化粧カボチャは、西東京の海老沢孫次さん、
江戸東京野菜の伝統小松菜は、西東京市の矢ケ崎宏行さん
ジャンボ唐辛子福耳は、あきる野産。
あわび茸は、檜原産。

かわり豆腐、オリーブ味噌(左下)
蔓菜と無花果の胡麻和え(写真上)
冬瓜とトマトの酢橘ジュレ掛け
蔓菜と無花果の胡麻和え
無花果(イチジク)は、桝井ドーフィン種で、立川市の高橋尚寛さんが栽培。
黒系ぶどうのハイベリーは、東村山市の中村博さんが栽培。
冬瓜とトマトの酢橘ジュレ掛け。
冬瓜とトマトに酢橘ジュレがかかっていて、東京うどと、四角豆が載せてあった。
ミニ冬瓜は、西東京の海老沢孫次さん。
四角豆は、西東京市の矢ケ崎宏行さん
江戸東京野菜の東京うどは、立川市の須崎雅義さん。

漬物
御飯
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味噌汁には、ピーマンと三鷹の星野直治さんが栽培した江戸東京野菜の寺島なすが使われていた。
漬物は、きゅうりと大根の漬物だった。
御飯は、島根の胚芽米。
美味しくいただいた。
そして、ほっとした。
忙しい中、「如何でしたか!」と、田中料理長が厨房からでてきてくれた。
「一杯やりに途中下車をして、寄りたい店だが・・・」と云ったら、アラカルトのメニューを見せてくれた。
島根大学卒の友人が何人かいるので、今度誘ってみよう。

精算して、店を出たら、新しく店長になられた、大池由紀さんが、奥様を呼びに行ったらしく、奥様と田中料理長がわざわざ、見送ってくれた。
折角なので記念にツーショットをとお願いして、カメラの準備をしていたら、
なにげなく奥様が、田中料理長をみて、「今日はどうしたの! 、ネクタイなんかで決めて・・・」
田中料理長「たまには !」、
ほのぼのとして会話が聞こえてきた。
そう云えは、前回伺った時は、田中さんはネクタイではなかったが、
会長に、よろしくお伝えくださいと、奥様に云って、失礼した。
尚、同店は、今後、当ブログのカテゴリ「江戸東京野菜が食べられる店」に位置付けた。
杉並区松濤3-38-20 03-5941-8664
追伸
羽鳥さんから、メールをいただいた、何と、私が帰った後、お母様と一緒に同店に行ったそうで、奥様の登美さんから私が来たことを知らされたとあり、江戸東京野菜が広まっていくことを喜んでいただいた。
羽鳥さん、お世話になりました。