江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座修了のみなさまで栽培体験をしてみたい方へ、と9月19日、江戸東京野菜コンシェルジュ育成協議会副会長の納所二郎副会長からメールが発信された。
それによると
「毎年、江戸東京たてもの園の小さな畑は、NPO法人ミュゼダグリ(江戸コン協議会の中心母体NPO)が栽培管理しているのですが、今年は三河島菜を栽培したいと計画してまして、土づくり中です。
修了者の中で、土いじりの好きな方、小金井公園まで通うことができる方で栽培体験をしてみたいという方がいらっしゃれば、種も機具(くわ、スコップ等)もお貸ししますので一緒にやりませんか?」
というもので、江戸東京野菜を体験的に知るにはとても良い機会だ。

9月22日 9時40分に、小金井公園内の江戸東京たてもの園正面右手の通用門に皆さん集まった。
@ 「江戸東京たてもの園」まで通勤可能なところにお住まいの方。
A 最後まで責任持って栽培できる方。
と厳しいものだったが、4人の方々が集まってくれた。
参加者は、右から、佐々木昭さん、納所副会長、齋藤朝子さん、大野憲司さんご家族。

江戸東京たてもの園、西ゾーンには江戸時代の藁ぶきの農家があり、
NPO法人ミュゼダグリが栽培管理する「ちいさな畑」は、農家・綱島家の裏庭にあたる。
3m×4m=12uの「小さな畑」では、これまでは寺島ナス、のらぼう菜、馬込三寸ニンジン、亀戸大根、馬込半白キュウリなどを作ってきて、7月に馬込三寸ニンジンの採種をしたことは、当ブログで紹介している。
上の写真をクリックする
これまで、納所さんが9月12日に苦土石灰をまき、9月20日に化成肥料を播き圃場の土づくりを行っている。
22日に、青茎三河島菜とのらぼう菜の播種を行い、虫除けに寒冷紗がかけられた。。

「江戸東京たてもの園」内の「たべもの処蔵」にて、「武蔵のうどん」所謂「糧(かて)うどん」で打ち上げ。
「江戸東京たてもの園」では、昨年の6月に「小麦と武蔵野のくらし」の企画展が開催されていて、当ブログで紹介している。
2、3日で発芽するだろうと、納所さんが「ちいさな畑」に確認に行ったところ芽が出ていたと、写真を送ってくれた。
「ほっとした」とメールにあった。

10月10日、納所さんが畑を見に行ったとメールをいただきました。
「ちょうど三鷹第六小学校三年生の社会科見学で来ていた先生にお願いして、三河島菜の説明しました。
たてもの園は建物だけでなく、江戸時代に栽培されてた野菜も作っているんだよ。
江戸時代に仙台に土産品として持って帰った種が、仙台芭蕉菜として現代まで仙台で作られて残っていたことが、わかり、こうやって三河島菜として栽培されているんだって、まだ三年じゃ難しかったかな?といわれました。
ホウレン草みたいなものですかとの反応、結球しない白菜のようなものだと答えて、おきました。」