昨年の12月に、仙台の今庄青果の庄子泰浩専務が、岩手県花巻市にある宮澤賢治が自耕した「下ノ畑」で、伝統の白菜「松島純二号」を栽培した話は、当ブログで紹介した。

松島純二号のタネは震災後、仙台の私立明成高校が展開している「みんなの白菜物語プロジェクト」が採種したもので、同校の高橋信壮先生からタネをいただいた。
何人かにお分けしたが、宮沢賢治の研究家、小野賢二・羊子ご夫妻に送ったことは、上の写真をクリツクする。

上の写真をクリツクする
「送ってもらった賢治の白菜ですがとても発芽率が良くてほとんど苗になりました。
近所の農家にお願いして栽培してもらっています。心細いので・・・。
添付した写真で判断して下さい。小野賢二」とあった。
「報告がてら一報します」と、自生農園の様子も伝えてくれた。
小野君が代表をしている「NPO法人猿島野の大地を考える会」では、ピース・エコ・ショップ運動を展開してきた。
「地球的規模の環境悪化や世界で勃発している地域紛争等の現状に危機感を抱き、宮澤賢治的世界観に立ち、世界平和の実現を目指します。」
上の写真をクリックするとピース・エコ・ショップ運動とは。
写真左が小野賢二さん、右はアメリカ在住のご長女の長男ランカスター ケンジ君(健慈)。
小6で、夏休みに来てピース・エコ・ショップを手伝ってくれたとか。
宮澤賢治、小野賢二に次いで、三人目のケンジ君は、ピース・エコ・ショップ運動を体験したようで素晴らしい夏休みを過ごしたようだ。
運動は、会員である農家の方々の “もったいない精神” と、善意の提供で支えられている。
野菜の他に、加工食品等も作って販売してきた。
加工品では、卵黄油、漬物一般(麹漬け大根、白菜、からし菜、など)、こんにゃく、惣菜全般(なます、煮豆、胡麻和え、切り干し大根、天ぷら、フライ、など)、ジヤム、など又、地産地消の季節の野菜全般(タケノコ、蕗、ミョウガ)。
この事は、当ブログで紹介している。

初夏には、ピース・エコ・ハウスの建設が着々と進められているとあったが、「トイレを残すだけになりました。駐車場もほぼ出来て、ゴルフ場の駐車場をお借りすることもなくなりました。」と・・・。
自生農場の建物はどれも手作りだから時間はかかるが、味わいがある。
そのピース・エコ・ハウスが、ようやくできたようだ。
「皆さんで活用してもらう溜まり場です。生き甲斐のお手伝いができればと、最後の力を振り絞りました。」とあった。 上の写真をクリックする