3月25日(木) 19:00〜20:30、丸の内マルキューブの隣、三菱ビル1階のエムプラスで開催されたトークショーは、ファーマーズマーケットと連動させたトークセッション。
“安心・安全な食のあり方”
雨にも拘わらず大勢の方々が来場された。
この企画、なんと母校の東京農大とGREENSTYLEが主催したもので豊原秀和、高野克己両副学長が出席されるというもの。
私にお誘いがあったのは三國清三シェフからで、直接電話で依頼された。
三國シェフには、昨年から、親しくお付き合いをさせていただいている。
トークショーの2部は、GREENSTYLEの中村正明社長の進行で始まり、はじめに「東京野菜」について10分間で説明するよう指名された。 短時間であったが50枚ほどの写真をパワーポイントで紹介したので、東京の農業や野菜についての情報はそれなりに伝えられたのではないだろうか。
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撮影 須原雄太 上の写真をクリックすると、フードボイスの動画配信
三國シェフからは、のらぼう菜、小松菜、東京ウド、ニンジン、あやめ雪、ラディシュ、亀戸ダイコンなど小坂さんの野菜と、奥多摩の水と奥多摩の酒「澤の井」に島の天然塩を使ったピクルスが振舞われ、皆さんが試食された。
「このピクルス、やわらかい物を食べている皆さんには固めでしょう。しつかり噛むことが大事なんです。」と三國シェフの話はわかりやすい。
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撮影 須原雄太
東京の食材にこだわる三國シェフからは「地産地消。 地域で生産された旬の野菜を、その地域で味わうと云うのは大事なことなんです。」
「東京では、全国各地から市場流通を通して大量の農畜産物が入荷してくる。 しかし、品質がいくら良くても、流通に時間がかかると、せっかくの鮮度や風味が落ちてしまいます。」
「東京産の食材はどれも本当にみずみずしく、味がいい。この美味しさが都民には意外に知られていない。」「・・・フードマイレージといって、遠くから持ってくるのでは、輸送に伴う二酸化炭素の排出量が増え、地球環境に与えるリスクも高まります。
それぞれの土地で地産地消を進めることが重要なんです」と、東京農業の重要性を語ってくれた。

撮影 須原雄太
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撮影 須原雄太
今流行のファーマーズマーケットに出展する思いを聴かれた小坂さん「今日は朝4時に起きて、旬の野菜20数種類の荷造りをしました。そして8時に家を出て11時のオープンに間に合わせました。」「このような企画の時には、息子や娘が必ず一緒に来て手伝ってくれます。」「私と家内が作った野菜を子どもたちがプライドを持って売る。」「我が家のコミュニケーションが図れる重要な場なんです。」
家業である野菜生産と販売を通して家族が一つになる。 すばらしい家族ですね・・・。
会場で娘さんの御規子(みきこ)さんにお会いしたが、交換留学生で東京学芸大に来ているイケメンのドイツ人ボーイフレンド達を連れてきていた。このブースが一番マルシェらしかった。