2013年10月12日

押上「よしかつ」の佐藤さんが、江戸東京野菜のレシピ本を執筆中。


9月初めに、押上「よしかつ」の、佐藤勝彦さんから分厚い書類が届いた。
前から、今江戸東京野菜のレシビ本を書いていると云っていたが、原稿がまとまったらしく読んでみてくれと送って来たもの。

佐藤さんには、江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座の講師もお願いしているので、同育成協議会の考え方と意見調整をしたいと云うもの。

佐藤さんの著書は仮題「江戸東京野菜」で、副題が「江戸東京野菜のレシピ集」だという。




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2009年の6月頃、寺島なすの復活で第一寺島小学校に通っていたが、復活については当ブログで紹介した。

その頃、墨田区役所広報の方が、江戸東京野菜を使いたいと云う店があると紹介されたのが佐藤さんだった。



お店に伺ったのは、それから一年後だったが、東京産の食材にこだわりたいと・・・。
墨田区の伝統野菜、寺島ナスの煮びたしを出してくれたが、その味は忘れられない。

佐藤さんは、お料理を出す時に、「ちょっと、説明させてもらいます。」と云って、産地や、まつわる物語を説明してくれるから、必ずお客さんはリピーターになる。


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そんな佐藤さんが執筆中の本は、佐藤さんが料理した江戸東京野菜について、物語から、レシピと、またひとつ江戸東京野菜の魅力を引き出してくれている。

何でも出版は、撮り残した数点の江戸東京野菜とその料理、5月には、今年江戸東京野菜に決定した孟宗竹の「たけのこ」を撮ってからだから夏頃の予定だそうだ。

先日出版社の方と、昭島まで来てくれた。
(株)マガジンランドの小野寺恒夫氏(取締役営業局長)と、書籍編集部の石原多恵さんはJRで、
佐藤さんはバイクで食材集めの途中に昭島に寄った。

同社では、この手の本は、初めてとかで、良い本にしたいとお二人とも張り切っていたが、この本は、売れると、直感的に感じたものだ。


追録


佐藤さんは、日本酒の利酒師、焼酎アドバイザー、
そして、ソムリエの資格を持っていて、その佐藤さんから、手土産と云ってワインを戴いた。



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上の写真をクリックする。
世田谷区用賀の飯田果樹園の世田谷メルロー。
同園の園主は、飯田勝弘さん。

飯田さんのお宅は、かつて東京を代表する蔬菜農家で、現役時代には先代に大変お世話になった。
飯田さんの代になって、フドウ栽培に切り替え、世田谷ブドウ研究会の会長を歴任、現在はJA世田谷目黒の経営管理委員会会長をされている。

しばらくお会いしていない。

世田谷ワイン

戴いたワインにはナンバーが振ってあって「172/230」とあった。

まだ、飯田さんが認めた味の分かる店でしか飲むことのできない「幻のワイン」で、その店の一つに押上「よしかつ」が選ばれたわけで、佐藤さんは満更でもない顔をしていた。

"ソムリエ佐藤" の説明では
「世田谷区用賀産メルロー100%使用の2012年産赤ワインです。
ほぼ無濾過で仕上げてある為まだ活性状態にあります。

ベリー系でフレッシュなイチゴのような香りを主体にはつらつとした酸味が生きています。
比較的しっかりしたボディーに収縮感あるタンニンもバランスよくあり、若々しくも味わい豊かな印象です。」


瓶に貼ったラベルには、「世田谷の土の香りと風の薫りをお届けいたします。」とあるった。

ドキドキしながら栓を抜いたが、"ソムリエ佐藤" が云うように、"はつらつとした酸味"、"若々しくも味わい豊か" で美味しく頂いた。

翌日、もう一度飲もうと栓を抜いたら、"スポン!" と音がした。
"まだ活性状態に" あるそうで、冷蔵庫に入れてなかったので 醗酵していることを実感した。 


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今年の宮中献穀の粟の栽培は、葛飾区東水元4丁目の稲増攻さん。
佐藤さんは乾燥中の「古里1号」の写真を撮って送ってくれた。



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