東京都市大学付属小学校(重永睦夫校長)で開催している2013年度のミクニレッスンは、7月に「東京の野菜」について話したことは、当ブログで紹介した。
今年は、屋上菜園で栽培実習ができるように準備をしてきた。
今回のテーマは「秋の種まき、調理実習でつかう野菜を育てよう!」だ。
12月2日の調理実習で使う、サラダの材料とする野菜を栽培するため、種まきの授業が予定されていた。

ミクニレツスンをプロデュースしている松木直也さんの司会進行で始まった。
「12月2日のミクニレッスンの授業で、みんな一緒にお料理をつくります。メニューはみんなの大好きなハンバーグ、それからフレッシュサラダです。いいですか!そこで、今日の種まきで育てた野菜はそのときにサラダでつかう野菜の種まきをします。
みんなで育てて、美味しいサラダをつくります。」

前の日、雨が降っていたことから、三國レッツスンをプロデュースしている松木直也さんからは、雨天の場合は、教室内でポットにタネを播くと聞いていた。
秋晴れとはいかなかったが、台風の影響か、いつ降り出してもいい天候だったが、初めて屋上菜園で、タネ播きをすることができた。
今回の役どころは、栽培する野菜の説明。
桐組(担任・橘志保先生)40名は、
桐組1班 江戸東京伝統野菜「後関晩生小松菜」
桐組2班「スイスチャード」
桐組3班「京菜」
次の時間は桜組
桜組(担任・中村泰先生)39名は、
桜組1班江戸東京野菜伝統野菜「三河島菜」
桜組2班「二十日大根」
桜組3班「サラダ法蓮草
で、一つひとつについて説明した。

続いて、宮寺光政さんが栽培指導を行った。
学校では、予定通り土の入れ替え等を行っていて、松木さん、宮寺さん、そして世田谷のイタリア料理ジータの福田耕二シェフが、種まきができる状態に整地などを行っていて、
学校では、家庭菜園用の耕運機も購入したようだ。

昨年までと違い、生徒一人一人が伸び伸びと種まきをしているように見えた。
今回は、エプロン姿の森島和枝教諭(4年副担任)。
宮寺さんの畑を手伝っている、東京農大の松本夏奈さんも宮寺さんの助手として参加してくれた。
福田シェフは、今後、子どもたちに食育を野菜の栽培から教えたいと、畑作りから参加していて、今年度の三國レッスンには初めからサポートしている。
ミクニプロジェクト長の滝澤宣頼教諭には、江戸東京野菜の種採りについても話していたので、今回から、江戸東京野菜の伝統小松菜と青茎三河島菜については、畑の隅に種採り用の栽培地を設けた。

種まきが終わったところで、三國シェフが、生徒たちに質問。
野菜をサラダにしたら、どんなドレッシングが良いですか!
生徒達が、一斉に手をあげた。
「ゴマドレッシング! 白ゴマの!」
それでは、ハンバーグは何味。
生徒達からは、
「チーズハンバーグ」に、ソースは「デミグラスソース!」
4年生でも、美味しい料理は良く知っている。

お昼は、生徒達と一緒に給食をいただいた。
私は、桜組に案内されたが、三國シェフ、福田シェフも一緒だった。

昼食後に、今後の取り組みなどについて打ち合わせを行った。
第五砂町小学校が行っている事例を、三國シェフにお話ししていたので、この席で、種を採り次年度に贈呈することを提案してくれた。
また、播種も1ヵ月早くしてくれると、野菜の生育も大きく違うので、その点も三國シェフからその方向で来年度は、実施しようということになった。