小金井市の農業祭に合わせて、小金井市民交流センター大ホールで、食育フォーラムが予定されていて、10時からフードジャーナリストの向笠千恵子先生の講演があるというので出かけた。
時より突風が吹く様子で、一雨来そうな雲行きでもあった。
「郷土料理は、人をつなぐ」 〜古くて新しい「食」コミュニケーション〜
小金井市では、江戸東京野菜を通して、お花見弁当フェアーや、黄金丼フェアーが行われている。
向笠先生は、これら、小金井市の取り組みについて、郷土を愛する取り組みとして評価した上で、これまで行かれた全国各地の中から、愛媛県内子町の農家レストランや、山形県鳴子御殿湯の農家レストラン 土風里など、地方の食文化を紹介された。
今後の小金井市の取り組みにあたって、参考となるヒントがちりばめられたお話だった。
帰り際に、大ホールの出口で、向笠先生とバッタリ、午後から都心の方でご予定があるということだったが、昼時だったので途中、江戸東京野菜が食べられるからと昼食にお誘いした。

お連れしたのは、西荻窪のRe:gendo –りげんどう-。
上りの車内で、島根県の石見銀山「群言堂」の話をしたが、全国を歩いている向笠先生のことだからご存じだろうとは思っていたが、やはり行っていて、石見銀山で松場登美さんにはお会いしているとのこと。
右から、大池由紀店長、田中哲司料理長、向笠先生、店員の大河内瑞さん。
9月に来たとき、松葉登美さんにお会いしている。
上の写真をクリツクする。
向笠先生は、「おかゆ膳」、私は、前回来るのが遅かったから売り切れていて食べられなかった「野菜寿司膳」を注文した。

向笠先生が注文した「おかゆ膳」も、写真を撮らせてもらった。
おかゆは、しじみ、豆乳、トマトの中から「しじみ」を選ばれた。
塩は、島根県隠岐郡海士町産、同じく島根産のわかめ、広島の生七味。
隠岐のあご出汁醤油。
大根の甘酢漬けとキュウリの醤油漬けは東京産。

上の写真をクリツクする。
「野菜寿司膳」
ハス、黒キャベツ包み、赤大根の甘酢、黄パプリカ、椎茸
黒キャベツは西東京の新倉庄次郎さん、椎茸は東村山の細田保三さん、パプリカも東京産だ。
店員の大河内さんは、東京の野菜について色々と質問をしてきたが、彼女、来月から島根の阿部家に務めるそうだ。
手がすいたのか、田中料理長が挨拶に出てきてくれた。
東京産の野菜は、順調に納品されているとのことだった。

出雲そばには、大蔵大根の葉(東京産)、紫キャベツのスプラウト(東京産)が入っていた。
かわり豆腐に柿味噌(左上)、
伝統小松菜のカッテージチーズ和え(右上)。
南瓜の茶碗蒸し 生姜餡かけ(左下)には、滝野川ゴボウ、白ネギ、冬瓜、里芋、以上東京産。
小鉢、青茎三河島菜、紫芋、カリフラワー、スイスチャード、以上東京産。
ガスパチョドレッシングは、トマト、ピーマン、キュウリ。
野菜寿司膳も、美味しかった。

大池店長は、向笠先生のファンだったようで、何冊も持っているとか。
上の写真をクリックする。
昭和初期の佇まいの、リゲンドウ。
大池店長と田中料理長が、見送ってくれた。
向笠先生の講演の後、出口で銀杏をいただいた。
上の写真をクリックする
銀杏と一緒に、チラシも入っていた。