都市大学付属小学校(重永睦夫校長) 4年生の第8回「ミクニレッスン」調理実習は2日。屋上菜園での収穫作業の後に行われた。
今年は、10名のシェフがこの企画に賛同し参加された。
シェフの皆さんが前に並び、1人ひとりが自己紹介してから、各チームに分かれた。

各チームでは、シェフ達と挨拶が終わったところで、三國清三シェフによるデモンストレーション、アシストは、猪俣直久シェフ(オテル・ドゥ・ミクニ)が担当した。
野菜サラダのドレッシングは、生徒達の希望で、「胡麻ドレッシング」が作られる。
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ボウルに、牛の挽肉と豚の挽肉、生卵を入れ、スパイスのナツメグを入れます・・・
美味しくする為のポイントが三つあります !、
A ハンバーグの形を作るときは、火が通りやすいように、中央はへこまします。
B 強火で両面を焼いてから、弱火でしっくり焼きます。
この時、フライパンのへりにハンバーグを押して形を整えていきます。
ソースは、角切りのリンゴが入った、甘酸っぱいリンゴソース。
「ソースをスプーンでかけながら焼いていきます。これをフランス語で"アロゼ"と云います。云ってみなさい!」。
生徒達が真似して云うと、「トレビアン!」と返していた。
三國シェフの絶妙のトークで、デモは盛り上がった。
ミクニプロジェクト長の滝澤宣頼教諭は、ピディオで三國シェフの手元をスクリーンに映し出し、廊下のご父兄に見えるような改善がされていた。
「皆が栽培した野菜は、手でちぎってください。」と、三國シェフ。
廊下には、ご父兄が、子どもたちの調理を見守っていた。
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各チームともにシェフとのコミュニケーションを取りながらの調理。
チーム1は、福田耕二シェフ(イタリア料理ジータ・オーナーシェフ)。毎回参加されていて、前回の種まきにも手伝っていただいた。
チーム3は、根本篤シェフ(ラテールメゾン)。毎年調理実習には参加されている。
チーム2は、伊藤健一シェフ、チーム4は、山口拓哉シェフ、チーム5は、山崎啓太シェフ(以上、六本木ヒルズクラブ)
山口シェフは、東北支援で陸前高田の小友小にも参加されている。
チーム6は、岡崎亮太シェフ(イタリア料理ジータ)。7月の「東京の野菜」でも手伝っていただいている。
父兄、先生、関係者、スタッフ用調理は、小竹準也シェフ(奥沢サクレクール)、
楳田佑季シェフと水野宏尭シェフ(以上オテル・ドゥ・ミクニ)
滝澤教諭は、生徒達が収穫した野菜を父兄の皆さんに見せていた。
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手を綺麗に洗って、自分たちが作った胡麻ドレッシングを混ぜてから、ワイルドに両手でサラダを盛っていく。 シェフに云われた通り ”ふわっと”、
三國シェフは進行状況を見ながら常に各テーブルを回って、「手を切らないように !」「周りは綺麗にしましょう ! 」と、云いながら汚れたテーブルを拭いていた。
時間内で各チームともに完成し、お隣の教室に運ばれた。

楽しみにしていた食事タイム。
教室には、サービスチームの岡本孝一さん、檜垣依子さん((以上オテル・ドゥ・ミクニ) と、森島和枝教諭(4年副担任) が、紙ナプキンや、ナイフ、フォークを並べていて、可愛い花まで飾ってあった。
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今年からは、指導をしてくれたシェフ達と一緒にお食事をすることになった。
「美味しい !」、各テーブルともに楽しい会話が弾んんでいた。

重永校長先生は、生徒一人ひとりに声をかけて、生徒達の表情をカメラに収めていた。
三國シェフは、「野菜から先に食べなさい! 、野菜、ハンバーグ、野菜、ハンバークと・・・」
生徒達は、毎年野菜は残す傾向にあるが、今年はそれが少なかった。
最後に、三國シェフ特製の、スイーツも配られた。

今年は、小竹シェフ、楳田シェフ、水野シェフの三人が生徒達と同時並行で父兄の分を調理することなったので、ご父兄の食事(70名分) も、生徒達と同じ時間内で食べられるように改善された。
食事が終わったころを見計らって、三國シェフの先導で、ご父兄の部屋へ
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根本シェフ、岡崎シェフ、小竹シェフ、猪俣シェフ、
楳田シェフ、水野シェフ、山アシェフ、
サービスチームは、右からオテル・ドゥ・ミクニの檜垣さん、岡本さん、
そして水野シェフ。
写真右下、サポートチームは、
森川翔太さん、村上貴彦さん、戎誠輝さん。
今回は、スタッフ15名が係わった。
このプロジェクト、毎回終わると、先生方と一緒に、反省点を改善しているが、今回は前回の反省点が改善された。