2013年12月15日
銀座若菜本店が「江戸から東京 冬野菜のお漬物」セットの販売を始める。
銀座若菜本店の漬物セットが届いた。
「江戸から東京 冬野菜のお漬物」だ。
若菜は、江戸時代創業の老舗料亭・得月楼の漬物作りを伝承しているという。
今年の夏、国分寺で江戸東京野菜も栽培している小坂良夫さんのもとへ同社から「冬野菜のお漬物セット」の企画が持ち込まれた。
小坂さんと云えば、千代田区番町小学校の栽培指導をしていて、当ブログでも紹介した。
早速、6種類の野菜を何にするかから始まった。
品川かぶ、伝統小松菜、練馬大根と江戸東京野菜を並べ、彩のいい、あやめ雪かぶ、紅しぐれ大根等も加わった。
上の写真をクリックすると拡大
今回は、小坂さんの生産した野菜で800セットの限定販売となったもの。
江戸の漬物文化を伝承するには、やはり固定種の江戸東京野菜が無くてはならず。
和食文化がユネスコの世界無形文化遺産に登録された余勢をかって、広めていきたいものだ。
そもそも伝統野菜の復活は、昭和60年代、伝統野菜を栽培する農家が激減していることがわかったことから、JA東京中央会では、平成元年から出来ることから始めた。
大田区で馬込半白きゅうりの栽培を継続していた農家から平成9年タネをいただき、東京都農林総合研究センターでタネを増やした。
栽培を希望する農家にタネを渡し始めたのが平成11年で、北多摩地区の代表的野菜生産農家、国分寺市の小坂長吉さんが受けてくれた。
その後、後継者の良夫さんが引き継ぎ栽培していたところで、「銀座若菜本店」の女将から出荷要請があったもの。
同社では、馬込半白きゅうりの漬物を「馬込半次郎」と命名して、販売を開始し、夏の人気商品として販売を継続しているという経緯がある。
http://blog.sakura.ne.jp/tb/82578425
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック