2013年12月21日

都立農芸高校「農芸フォーラム」で江戸東京野菜10品目を展示し語る


10月に、第64回日本学校農業クラブ全国大会が東京など首都圏で開催され、特にクラブ員代表者会議は、都立農芸高等学校(岡本利隆校長) で開催され、江戸東京野菜の話をさせていただいたが、このことは当ブログで紹介した。

大会当日、農芸高校の生徒諸君は、大会を成功に導くために、会場設営から、会議進行などスタッフとして忙しく対応していたことから、江戸東京野菜の話を聞く状況になかったようだ。

そこで、同校では、全校生徒(419名) にも聞かせようと云うことで高橋元幸先生から電話を戴いた。




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同校は、東京の農業系高校としては最も古い伝統校で、地元杉並を初め、練馬、西東京、武蔵野、三鷹などに優秀な農業後継者を輩出してきた。

今日、地域の文化創造を目指して、地域の方々と一体となった「杉並の農・食・環境協議会」を設置している。
一昨年、依頼されて伺ったことは当ブログで紹介している。今回の「農芸フォーラム」は、全校生徒、及び父兄、地域の方々が参加して開催されたもの。

講演の中では、都立の農業系各校の取り組みを紹介したが、都立農産高校が地域と一体となった取り組みとして荒川区の要請を受けて、江戸東京野菜の青茎三河島菜を栽培し、「日暮里マルシェ」で生徒たちも販売するなどの取り組みを紹介し、来年3年生になってからの課題研究を選択する一つになればと、語りかけた。



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講演のお話をいただいた時、
江戸東京野菜の話だけではと、この時期収穫できるものを生徒の皆さんに並べて見せたいと思っていたら、同校から近い、西東京市の矢ケ崎宏行さんが、農芸高校の生徒さんに見せるのならと、協力を申し出てくれた。

上の写真をクリックする
練馬だいこん、伝統大蔵だいこん、亀戸だいこん、金町こかぶ、品川かぶ、馬込三寸にんじん、のらぼう菜、滝野川ごぼう、伝統小松菜、青茎三河島菜、下山千歳白菜と11品目の野菜を提供してくれた。

通勤時間帯に巻き込まれると10時までに同校に着かないので、少し早めに出て、矢ケ崎さんのお宅に着いたが、すでに準備をしていただいていて、車の後ろに積んでもらった。

写真中央、矢ケ崎宏行さんがのらぼう菜の葉を持っているが、この時期、この大きな葉が売れているという。
何でも、レストランがこの茎をペースト状にして利用しているようで、3月からしか出荷できなかったのらぼう菜も、12月から新たな取り組みが行われている。

また、写真左下は、世田谷の伝統野菜・下山千歳白菜で、大きくなると10キロにもなることから、大きいものをこの日のために取っておいていただいた。

会場には、全国大会当日、早稲田みょうがを展示していただいた、生産者の井之口喜實夫さんも、ご父兄などに混じって聞きに来てくれていた。
また、食育事業の支援も行っている一般財団法人都市農地活用支援センター佐藤啓二常務理事も、わざわざ様子を見に来ていただいていた。


追録



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都立高校としては同校にだけ馬術部があり、優秀な成績を残している。

同校には、かつて畜産部門があったが、住宅地の中の環境問題から飼育が難しくなり、馬術部を残して、昭和40年に、西多摩の都立農林高校定時制課程瑞穂分室に同校の畜産部門を移転した。
そこで、分室は名称を変更して都立瑞穂農芸高校として分離・独立して
今日にいたっている。



posted by 大竹道茂 at 00:41| Comment(1) | TrackBack(0) | 食育・食農・講演会等
この記事へのコメント
実力の高い方ほど、ハイレベルな内容を解り易く講義なされるを実感しました。
以前農芸でも「のらぼう」を栽培していて「なんんこっちゃ?!」と思った事を思い出しました。生徒の中にはその後先生のあの御講演を話題に出す子もいましたし、専門外教員としても啓蒙された素晴らしいものでした。ありがとうございました。
Posted by 木本恵美子 at 2014年01月04日 15:15
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