2013年12月25日

練馬大根の母本選定会が、大泉の白石農園で行われた。


先日、近くまで来たので風の学校の白石好孝さんの所へ立ち寄ったら、30分ぐらい待っていれば、練馬大根の母本選定を行うから見て行かないかと誘ってくれた。

この種、練馬大根がバイラス病で絶滅の危機に瀕していた時、販売できる大根ができなくても、先祖がどんな思いで、種を守り継いできたかを考えると、俺の代で失くすわけにはいかないと、田柄の農家橋本又一さんが息子の登さんと一緒に採種を続けてきた、貴重な種だ。

練馬大根の母本選定は、橋本さんの種を分けてもらった練馬区が「伝来種」として、渡戸章さん、白石好孝さん、五十嵐透さんの三人に依頼して採種を行っているもの。
母本選定は、白石さんの畑で行っている。





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練馬大根は8月末にタネを播くが、今回採種用は9月15日と遅く播いたそうで、小振りの練馬大根だったが、3人の話を聞いていると、採種を3人で始めた頃から比べると揃いが良くなったという。



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首の細い、葉の多くないタイプが選ばれた。

上の写真をクリックする
参加されたのは農業改良普及センター西部分室の吉原恵子先生、練馬区役所からは湯川淳一さん、JA東京あおばからは、渡邉和嘉常務と、営農相談員の渡辺耕造さんが参加され、

「やさい畑」冬号「練馬大根」の写真も撮っているカメラマンの片岡正一郎氏が撮影に来ていた。

尚、採種されたタネは、練馬区役所が栽培したいという区民に配布している。


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最近、講演会に江戸の白首大根のマスコットを胸に差して行っている。
このマスコット、先日、浅草雑芸談のイベントでお会いした「東京野菜STYLE」の阿部千由紀さんたちグループ(注文は080−3386−2023)が作っているもので、気に入って購入(200円)した。

練馬ダイコン母本選定の会場に行った時も、胸ポケットに入っていたのを、白石さん、渡戸さんたちが、目ざとく見つけてやたら褒めるので、1本200円と云ったら、うちの練馬大根と同じ値段か!、とあきれていたが、それでも褒めるものだから、後日3人に差し上げたら喜んで戴いた。



posted by 大竹道茂 at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 粋な江戸っ子は白首大根
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