2013年12月27日

第2回 品川蕪品評会が盛大に品川神社で開催された。


東海道品川宿なすびの花(大塚好雄代長) が主催する「第2回 品川蕪品評会」は、品川神社境内に地元小学校など12グループが参加して、盛大に開催された。

「第1回 品川蕪品評会」については、当ブログで紹介しているが、今年は、品川区以外からも参加される学校があるなど、大塚会長のタネ配布は都内一円に広がりつつあり、その努力が功を奏しつつある。



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当日は、審査員として、小平市で江戸東京野菜を栽培する宮寺光政さん(江戸東京・伝統野菜研究会会員)、東京シティー青果・藤田寛専務、東久留米市で品川カブを生産している村野喜安さんが見えていた。

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同神社の鳥居は、昇り竜が彫られていて珍しい。

式典に先立ち、大塚会長を筆頭に、地元町会長を初め関係機関代表や、参加小学生などが昇殿参拝、大塚会長、品川区議会石田秀男議長に続いて、玉串奉天の指名を受けた。
尚、祭壇には、宮寺さんが栽培した「品川蕪」が奉納された。



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式典は、柿沢美貴さんの司会で進められ、大塚代表の主催者挨拶に続き、濱野健品川区長が多忙の中出席、参加小学校の生徒達を褒め称えた。

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来賓として石田区議会議長に次いで3番目に挨拶の指名を受けたが、品川蕪が文化年間に発行された成形図説に掲載されたこと、また、会場で振る舞っている「品川汁」の謂われについて紹介した。

謂われは、当ブログで紹介している。 そして、レシピはここから。



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上の写真をクリツクする
今年も各学校へは、大塚代表がタネを配って歩いて、品評会への参加をお願いしてきたようだが、運動会など、学校の行事が重なったことから、播種の時期が遅れたグループもあり、冬に向かう中での栽培は、数日違うと、収穫時に大きな開きが出ることが、小学生たちにもわかったはずだ。




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司会から、「栽培上の苦労話を話してくれるヒト」と振られると、頑張った子たちが前に出てきて答えてくれた。

大変だったこと
水やりで、休み時間や下校時に水やりもしました。
虫退治で、青虫を獲るのが大変だった。
水やりに雑草取りが大変だった。

嬉しかったこと
いつの間にか大きくなっていた。
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宮寺光政審査委員長から、発表と注意事項が述べられた。
カブの大きさ、葉とのバランスなど、を見て、審査が行われたとして、

秋の彼岸までにまくこと、畑は日光が良く当たること、水はけが良く、
中には、土の状態が良くない、耕していない、水の管理が十分でなく、通気性が悪いものが散見されたが、病気にかかったものは無いようだ。

最後に、生徒には花を咲かせてタネを採るように伝えた。
郷土の野菜「品川蕪」を、後輩たちに引き継ぐように伝えていた。

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金賞 品川区立小中一貫品川学園、銀賞 港区立青山小学校、銅賞 品川区立小中一貫伊藤学園、4,文京区立青柳小学校、5,NPO東京港グリーンボランティア、6,品川区立京陽小学校、7、品川区立どんぐり保育園、8、品川区立山中小学校親子クラブ、9、品川区立鮫浜小学校、10、品川区立浜川小学校、11、品川区立台場小学校、12、品川区立八潮児童センター

順番は決まったが、栽培することが大切だということは、主催の大塚さんから生徒たちに伝えられた。
参加チームには、みかん一箱と、記念品が配られた。

昨年も、会場に見えていて、来年は参加しますと云っていた、港区立青山小学校の竹村郷副校長が生徒を引率して来ていて、同校の屋上菜園で栽培された品川蕪は、銀賞に輝いた。
尚、南青山のイタリアン・HATAKEの神保佳永シェフも来賓として見えていた。

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会場には、先日の「全国学校給食甲子園」で品川蕪等、江戸東京野菜をふんだんに使って優勝した文京区立青柳小学校の学校栄養職員 松丸奨先生が品川蕪を栽培した生徒たちと一緒に来ていた。

また、同甲子園の主催組織、NPO法人21世紀構想研究会・馬場錬成理事長も会場にみえていたので、ご挨拶をさせていただいた。

今年は、学校・地域コーディネーターの高秀章子さんも見えていたが、杉並区教育委員会からは3月の食育リーダー研修を依頼されている。

会場では、品川カブの普及に尽力されている上原恭子さん(江戸東京野菜コンシェルジュ) が、息子さんの大典さんと大塚さんの奥さんとで350人分を提供していた。

当日は、寒さが厳しく、温かい品川汁で身体は温まった。この品川汁、豆乳と品川蕪等、具がたっぷりで、長い行列ができた。



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当日は、都政新聞に連載されている「東京育ち美味探訪」の取材があり、NPO法人ミュゼダグリのメンバーが品川蕪品評会に来てくれた。

法政大の永瀬克己教授(右端)は、東海道周辺のまちづくり協議会のメンバーで、品川蕪でのまち興しの現状も認識されたようだ。
この後、メンバーを連れて北品川の旧東海道「品川宿」の街並みを案内したと聞く。

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会場には、東京シティ青果が、江戸東京野菜を展示していたが、参加小学校の生徒達にお土産として配られた。



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来賓としてお招きいただいたので、記念品を戴いたが、
成形図説に描かれている「品川カブ」が立体的に見える、置物を戴いた。
「国産 乾のり」、「品川宿 品川かぶ漬」などを戴いた。

当日の模様は、24日、読売新聞都民版と東京新聞が掲載してくれた
posted by 大竹道茂 at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 品川カブ、滝野川カブ
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