小平市で江戸東京野菜の栽培をしている一人、岸野昌さんからお歳暮をいただいていた。
岸野さんには、色々と栽培していただいているからこちらから贈らなければいけないところだが、ありがたく戴いた。
浅草の天長商店の「江戸菜趣 千粋」「江戸野菜 お吸物」とあった。
お正月に、家族みんなで戴くのに丁度の数だ。
なんでも、岸野さんが栽培した伝統小松菜が使われているから食べてみてほしいと云う事だった。
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箱の蓋をあけると、そこには、江戸東京野菜の「東京うど」、「伝統小松菜」、「雑司ヶ谷なす」の最中が入っていた。
因みに、岸野さんは、自宅農園の茶葉で“ 武蔵野銘茶「玉川上水」”もつくっている。

お椀に最中を入れて、上から熱湯を注ぐので、切ったりはしないが、中身を撮ろうと切ってから熱湯を注いだ。
「東京うど」が、帆立エキスと鰹だしが、うどの香りを引き立てていた。
「伝統小松菜」は、松茸の香り豊かな味わいと柚子をアクセントに、伝統小松菜の緑と食感もいい。
「雑司ヶ谷なす」は、鯛とワカメを加えてあるが、雑司ヶ谷ナスの個性を味わえる。
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中に入っていた説明書は、よく勉強をしていて、余計なことを書かずにわかりやすい。
「東京うど」では、主に立川市が産地・・・、地下の穴蔵にて栽培・・・
「伝統小松菜」では、八代将軍徳川吉宗が、地名にちなんで付けた・・・
「雑司ヶ谷なす」豊島区雑司が谷一帯で栽培されていた別名「山なす」・・・
天長商店の担当の方には、お会いしていないので今後の予定は聞いていないが、同商店の持つノウハウで個性豊かな江戸東京野菜の魅力を次々に引き出してもらいたいものだ。
美味しかった。