(一財)都市農地活用センターで、「「農」のある暮らしづくりアドバイザー派遣事業」を創設したので「農業者や都市住民の皆様からのご依頼を募集中です」というパンフレットを戴いた。
従来、宅地予備軍とみなされがちだった都市農地だが、人口の減少、少子・高齢化の進展、さらに環境に対する市民意識の変化等、社会環境が大きく変化する中、環境保全、防災、福祉、食育等、都市農地が様々な領域で果たしている多面的な機能が注目されるようになっている。
同センターでは、都市農地を保全しつつ活用する取組みの、社会的重要性が増している現状から、平成25年度農林水産省「農」のある暮らしづくり交付金により、同アドバイザー派遣事業を創設・運営していて、
これらは、25年度、26年度 農林水産省の同交付金により全国支援事業として実施しているという。
上のパンフレットをクリックする
【テーマの例としては】
〇農業体験農園の開設
○高齢者施設への園芸療法の導入
○水田を利用した市民イベント
〇農家と学校が連携した食育の取り組み
○空き農地を活用したデイサービス
○マンションの空地を利用した菜園作り
○地域交流機能を取り入れた直売整備
〇農を楽しむサービス付き高齢者住宅
○団地周辺の空き農地を活用した生きがい就労 等とあるが
2月6日には、都市農地活用・保全の最前線に学ぶ
として「平成25年度 農地活用実践ゼミナール」
が予定されている。
先日、同センターの佐藤啓二常務理事が、都立農芸高校での講演に来ていただいたが、このほど、「伝統野菜や、江戸東京野菜による食育」についても、「農家と学校が連携した食育の取り組みの派遣事業」に含めていただくことになった。
同センターでは各県での活用を期待している。