西東京にある東大生態調和農学機構( 旧東大農場) に勤める手島英敏さんのメッセージが留守電に入っていたので、実家に行く途中、立ち寄った。
手島さんは、昨年農業生物資源研究所(ジーンバンク) から千住ネギ(千住一本太葱)のタネを取り寄せていて、発芽した事は、当ブログで紹介している。

今年も、昨年同用に栽培するので、発芽試験をやっているというので見せてもらった。
砂村一本ネギのタネは、昨年栽培した残りを、サカタの芽だし培養土のスーパーミックスAで試験を行っていて、3日で芽が出たもの。

また、ボウルに水を張って行った、馬込半白キュウリも、マルチ・インキュベーターで温度調整をして試験をしていたが、10粒のうち8粒が芽を出していて、数日後にはすべて発芽したという。
高井戸キュウリについては、昨年採種をしていたが、今回の試験では行っていなかった。
昨年ジーンバンクから取り寄せた千住ネギは、圃場で寒さに耐えていた。
葉が柔らかく、風にやられて折れたりしていたが、春が来るのを待っていた。
4月にはネギ坊主が出てくることだろう。
固定種の千住ネギを栽培している人を知らないし、もういないだろう。
初めてさわった感じでは、葉ネギのように柔らかい。
今度は、どんな味なのか、暖かくなってから試食をさせてもらおうと思っている。