江戸東京野菜コンシェルジュの藤原くみりさんが、「江戸東京野菜の魅力」「東京の伝統野菜 食べて作って学ぼう!」の留学生日本文化体験講座を、22日、青山学院大学国際交流センター主催で開催した。

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同国際交流センターでは、多彩な講座を開催している。
留学生の日本文化体験としては、日本舞踊などは開催しているが、日本の文化と歴史を学び、食べるという講座は初めてということで、大学側に対するプレゼンも好評で、1年前倒しで開催となったもの。
参加者は、モンゴル人3名、アメリカ人2名、ドイツ人1名、韓国人1名、日本人16名の23名が参加された。
22 日の16時30分から開催された講座には、江戸東京野菜コンシェルジュ育成協議会役員の 佐々木昭さんが行かれ、取材してくれたが、交流会を含めて2時間は、参加者には好評だったという。

会場には、江戸川区の生産者木村重佳さんの亀戸大根と後関晩生小松菜、石井睦子・直美さんの品川カブが持ち込まれた。
藤原さんは、「 学生は、何の講座かよくわからないけど、食べたい!というのが参加理由らしいので、留学生と学生ですので、アカデミックな内容にはせず、楽しむことメインに構成しました。」と云う。
「江戸東京野菜とは」から、「400年前からの食文化を育んできた野菜」と・・・
「 タネの話」 「青茎三河島菜」「馬込三寸人参」「練馬大根」「亀戸大根」「後関晩生小松菜」と、代表的な江戸東京野菜の物語、特徴、食べ方についてわかりやすく説明。

試食会は、亀戸大根と青首大根、後関晩生小松菜と市販の小松菜、そして品川かぶを、生と加熱したもので食べ比べた。
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“それぞれの野菜の名前に付いている地域を地図で探してください…、これは大根のようですが品川かぶです。亀戸ダイコンは江東区…、馬込三寸ニンジンは…”
また、江戸東京野菜クイズも出題された。
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亀戸大根と品川かぶの葉を使った菜飯を、ラップでくるんで、各自がおにぎり作り、三角と俵型に握ります。上手くできるか、これも日本文化の体験だ。
「みんなで交流タイム」は、もう一つのテーマ。
交流タイムで、藤原さんが考えたのが「おりがみ講座」。
「折り紙で亀戸大根を作ろう!」は、国際交流としては、良いアイディアだ。
藤原さんは「こどもたちで実験したら楽しそうだったので・・・・」とあった。
本日は、参加者のみなさんも試食を楽しんでくれ、笑顔のある楽しい講座になったようだ。
素晴らしい講座だ。
お土産に江戸東京野菜をもらって記念撮影。
和食の食文化がユネスコの無形文化遺産に登録されたり、オリンピックの開催地として東京が決定した今、今後の国際交流に江戸東京野菜が、果たす役割がまた一つ見えてきた。
藤原さん、佐々木さん、ありがとうございました。