都政新聞の細川奈津美さんから、同紙の連載「東京育ち! 美味探訪」2月号の取材先について、相談を受けた。
東京の農業はこの時期は端境期だから、何が良いか考えていたら、三鷹の農業後継者で江戸東京野菜コンシェルジュの冨澤剛さんを思い出した。
冨澤さんは、JA東京むさし三鷹地区青壮年部営農部会のメンバーで「三鷹江戸東京野菜研究会」を11名で結成、年々栽培技術は向上していると云う。この時期、江戸東京野菜としては” のらぼう菜 “ を栽培している。
今回も、都政新聞の取材に合わせて、NPOミュゼダグリの農家見学会として細川記者に同行した。
都合の付くメンバーに、冨沢剛さんの畑に来てもらった。
右から、冨澤昌人さん、田中健一さん、冨澤剛さん、冨澤武人さん、守屋賢さん、遅れて伊藤紀幸さんも来てくれた。
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昨年、東京都農林水産振興財団が実施した技術交換大会で冨澤昌人さんが発表していて、その様子は当ブログで紹介している。
このタネは、のらぼう菜の故郷 五日市の知人農家から分けてもらい、毎年栽培しているから味も折り紙つきで、美味しいと評判。
今年で3回目になるが、最盛期の3月の中下旬には、のらぼう市を開催する予定だ。
現在、JAの直売所と学校給食用に出荷しているが、特に栄養士から強い要請がある。

冨澤さんの畑は、1町2反の生産緑地。
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畑の片隅に積まれた完熟たい肥は、これから畑にすき込まれる。
冨澤さんは、のらぼう菜の他に、下山千歳白菜、伝統大蔵大根、下山千歳白菜、東京長カブ、金町コカブ、亀戸大根等を栽培している。

畑に大根の葉が見えていたので、聞いてみたら伝統大蔵大根を、寒風や凍るのを防ぐために埋めてあるという。
今回は、来られなかったが、同じメンバーの田辺陽介さんはFacebookに写真を添付して「東京の伝統野菜『大蔵大根』は本日出荷分で完売となりました。ほんのり甘みがあり美味しいと、こちらも大好評でした。ありがとうございました。」と発信していた。
吉祥寺から千歳烏山行きのバスで、東八道路に近い北野。
門の脇にあった野菜ボックスに地域の方が買いに来ていた。