2014年03月27日

第3回 「野菜演芸・旬を食べる” 東京うど” 」が盛況の中で開催される

浅草雑芸団による、第3回 「野菜演芸・旬を食べる” 東京うど” 」が、先日、JR東中野駅前の「Space & Café ポレポレ坐」で開演された。

企画の段階で、浅草雑芸団のリーダー上島敏昭さんを初めとする皆さんが、立川のウド栽培農家須崎雅義さんのお宅を訪れ、その現場を見学・体験してきて、そのことは当ブログで紹介している。



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仕事帰りの方も入りやすく18時30分から始まった。

上の写真をクリックする
当日、「東京うど」料理のメニューは盛りだくさん。



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NPO法人おいしい水大使館の阿部千由紀さん(東京野菜STYLE) からお料理の説明があった。

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写真左上は、うどジュース。
写真上中は、うど煮物で、東京うとの下部、はな麩、にんじん、丸コンニャク、伝統小松菜。
写真右上は、野菜サラダは、うどスティクは写真右下の、ゆず味噌、内藤唐辛子江戸味噌、ゴママヨネーズ。他に東京産のルッコラ、赤茎ほうれん草、ジャガイモの出島。
写真中左は、クラッカーにのせた” うどジャム”
写真下左は、うどと大根の酢漬け。



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皆さんはお料理を食べながら、雑芸を楽しんだ。

三上敏視さんは、御神楽の研究者で開会の神事を取仕切った。

修祓、献饌、祝詞奏上、
ポレポレ神社の大前に・・(良く聞こえない)・・、うどは、江戸の昔よりこの東京の地で栽培され、食べられ、当地はもとより各地に出荷され、春先の旬の食材として人々より親しまれし食材成り。

暗き穴蔵にて、温度湿度の管理を怠ることなく見守り、白くなったうどを、今日の良き日に、大神の大前にて・・(よく聞こえない)・・今日参列の諸人にありては、・・(よく聞こえない)・・・・健康はもとより、無病息災、延命長寿、またまた美肌柔肌にも効果を上げ・・・

山ウドで御幣を作り、会場の皆さんに向かってお祓い。
撤饌



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内藤唐辛子色の衣装で、上島さんが挨拶。

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お料理をいただきながら・・



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梅は咲いたか、桜はまだかいな〜・・

「都々逸」、
お酒飲む人、花なら桜、今日も酒(咲け)、酒(咲け)、明日も酒(咲け)。

「そりゃあんまりな、うどの大木、濡れ衣着せて、酢味噌に漬けられ、酒の友。」

三味線が江戸情緒を醸し出す。



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続いては、金子ザンさんのステージ。

春はなのみの、風の寒さよ〜、谷の鶯、歌はおもえど〜・・・・
女性の姿で登場し、音楽に合わせて声量豊かに歌う。

私、独活佐緒里と独活翔子の、独活シスターズともうします。
1人で2人を演じた。

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「森の水車」を唄いながら、会場のお客に話しかける・・・
「独活の大脱走」、「ウドのスキャット」るるるるる〜、ららららら〜、シャシャ〜
「ウドの行進曲」等を熱演して・・・、



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「うどの町立川、砂川に行ってきました、」と上島さんがウドを栽培しているところを見てきたと説明。

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穴に入ると、穴の中の湿度でメガネが曇って良く見えない。
ウド穴について解説・・・

この近くには、猫神社があるというので、もう1度行って来たとか・・・、
それが、阿豆佐味天神社で、猫神社についてひとくさり・・・・
因みに、阿豆佐味天神社には、記念事業で立てた「砂川ごぼう」、江戸・東京農業の説明板が建っている。

そして、JA東京みどりの直売所みのーれ立川についても話題が及んだ・・・



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第2部に入るところで、お料理が出る
浅草雑芸団の皆さんの中でも、女性の皆さんが料理担当を担当されていた。

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江戸東京野菜は、立川産の金町こかぶと、東京うど。

うど甘辛煮、うどピーナッ和え、うど稲荷、うど串焼き、うど寒天
東村山産の紅東と紫芋、小笠原産の完熟ミニトマト、八王子産のブロッコリー、立川産のキュウイフルーツ、


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ここで、成田先生から指名され、うどの栽培について、映像で、”ひとくさり”

上の写真をクリックすると拡大
収獲には1年以上もかかることに驚いていた。東京農業は奥深い。



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ここで、成田先生が、恒例のクイズ。
クイズ博士を呼んでくると云って、衣装替えして、再び成田先生が登場。
「独活」「埋(うず)」「つちたら」のどれが別名か?。
当たっても、お土産がありません、と前置きして・・・。

積極的 平和主義の成田クイズ博士は、
一番多く手が上がったのが「独活」、答えるのに勇気がいる「埋(うず)」は1人、教養があるのが「つちたら」だと、手を上げたのは3人。
これが全部正解の問題を提出していた。



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最後に、成田先生がゲストに本日の感想を求めた。

新宿調理師専門学校の上神田梅雄校長、料理本専門店店主で管理栄養士の高田桃子氏、、NPOミュゼダクリの納所二郎会長、新宿御苑レストラン伊藤秀雄総料理長、料理研究家で江戸東京野菜コンシェルジュの齊藤朝子先生、江戸東京野菜を栽培する宮寺光政園主などがお話をされた。



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会場では、NPOおいしい水大使館が制作している江戸東京野菜のマスコットが販売されていた。
浅草雑芸団の野菜担当は、伝統大蔵大根、内藤唐辛子、内藤南瓜等のマスコットを買ってとりつけた、自慢のベレー帽。左が作者の「妃」さん。



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最近気に入ってかぶっているABAHOUSEのハットに亀戸大根を付けている。
大根の茎が白い特徴が出ている。

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伝統大蔵大根と練馬大根は、講演会では必ずどちらかを胸に刺している。
これを付けていると、必ず「なんですか?」と聞かれる。
そこで、江戸野菜の話題に入っていくわけで、江戸東京野菜普及のツールとしては今や欠かせない代物。

最近は、早稲田ミョウガの花が咲いた写真を、阿部千由紀さんに送ったら「妃」さんが作ってくれた。
花が咲いている分、手間がかかるようで、練馬大根の倍の1個400円それても安い。
早稲田ミョウガに関わっている方々にプレゼントしようと5個注文してある。

マスコットのお問い合わは、080−3386−2023 阿部まで

posted by 大竹道茂 at 00:41| Comment(0) | TrackBack(0) | イベントの紹介
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