2014年03月29日

新宿伊勢丹、春の「HATAKE CAFÉ」野菜収穫体験ツアーが宮寺農園にやって来た。


ここ数年、年2回開催されている、伊勢丹 Tカード会員を対象に、イタリアンの神保佳永シェフと伊勢丹新宿店地下2階にあるお店「HATAKE CAFÉ」のお客様が、宮寺農園にバスツアー、野菜の収穫体験を楽しんで、新宿へ戻り、伊勢丹のお店では神保シェフのお料理を楽しむという企画。

毎回、バス1台(30名の募集)のお客さんがやってくるが、今回はまだ肌寒いこともあったのか20名の皆さんが楽しんだ。



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この時期、江戸東京野菜としては、菜花のシーズンだが、そのひとつ「ノラボウ菜」の生育も遅れていて、三河島菜だけが分結して、花芽をつけていた。

神保シェフが摘み取った三河島菜の菜花で1品何かつくるようだ。



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バスを降りた一行は、作業場の前で、宮寺農園の園主・宮寺光政さんから、農園の概要説明を受ける。

JA東京むさし、小平支店農産物直売所での販売を中心とした野菜生産。
平成19年より江戸東京野菜の生産を始め、東京産野菜使用飲食店・スーパー・市場等、販路を拡張中。

小平市認定農業者、東京都エコファーマ一、
江戸東京・伝統野菜研究会会員、小平市野菜組合副組合長、江戸東京野菜コンシェルジュ育成協議会講師、「農」のある暮らしづくりアドバイザー。

主な生産物
江戸東京野菜
のらぼう菜、馬込三寸にんじん、寺島なす、馬込半白きゆうり、亀戸だいこん、
汐入だいこん、品川かぶ、内藤とうがらし、(未決 内藤かぼちや、拝島ねぎ)、
伝統小松菜、三河島菜、早稲田みようが、伝統大蔵ダイコン、シントリ菜他、

一般野菜
トマト(大玉・中玉・ミニ)、キュウリ、ナス、ニュンジン、ホウレン草、バジル、
キャベツ、ブロコリー、カリフラワー、ジャガイモ、タマネギ、ワケギ、ネギ、
エシャレット、ニンニク、ルツコラ、ルパープ、莢エンドウ、莢インゲン、春菊、
べカナ、ハクサイ、ピーマン、シシトウ、オクラ、ズッキーニ、ニラ、ダイコン、
コカプ、アスパラガス、パセリ他



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ハウス内の春菊の収穫し放題。



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昨年、馬込三寸ニンジンを栽培し、採種も行ったが、種がこぼれたところにニンジンができた。
馬込三寸は小さいニンジンだが味が良いことから、人気が高い。

上の写真をクリックする
宮寺さんから、馬込三寸ニンジンのお話があった後、
皆さん、競って収穫していた。



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拝島ネギも伝統野菜のひとつ。

ハウスの壁際に植わっていた拝島ネギの収穫。
このネギ葉が柔らかいことから、露地では葉が折れてしまうが、ハウス内だから折れていない。中にはネギ坊主が伸びているものもあり、ネギ坊主の美味しい食べ方も教えた。

上の写真をクリックする
収穫した春菊、馬込三寸ニンジン、拝島ネギの他、
お土産に、パセリの鉢植え。クリスマスローズの切り花。




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作業場の前にテーブルが作られ、神保シェフが収穫した三河島菜の菜花をバァーニャカウダーのソースで戴いた。

ソースは、にんにくとアンチョビ、そしてオリーブオイルだが、神保シェフの話だと、ニンニクは匂いが強いので、牛乳で茹でこぼしを3回するのだとか。

クセの無い三河島菜の菜花に、皆さん美味しいを連発。


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皆さんが三河島菜について興味を持ってくれたことから、三河島菜の物語を宮寺さん語り始めた。
江戸の頃に、伊達藩の足軽が、江戸でタネを購入して持ち帰り、仙台の地でひっそりと栽培されていた・・・。

現在は、荒川区では小学校で栽培され、給食に出され・・・、また観光資源として位置付けられ、荒川区役所の食堂で日替わりランチに使われた、等・・・。

13時を回ったところで、再びバスに乗り込んで新宿へ・・・、
神保シェフから新宿に来てくださいと誘われたので、宮寺さんとバスに乗り込んだ。

新宿伊勢丹、「HATAKE CAFÉ」での料理はここから


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