練馬区立野町で江戸東京野菜を栽培をしている井口良男さんが、読売新聞都民版の連載「東京菜時記 春」のトップとして掲載された。
これまで当ブログでは、井口さんを何回か紹介していて、丁度、4年前、キャベツの定植が終わった頃に紹介している。
仙川上水が屋敷の脇を流れ、いまだに武蔵野の農家の佇まいを残している。

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井口さんのお宅は、JR中央線の吉祥寺駅の北にあたる。
江戸末期に始まった江戸でのウド栽培は、杉並の井荻ウド、武蔵野市の吉祥寺ウド等、ウドの産地としては歴史の古い産地が近くにあることから、1960年代初めには武蔵野市や練馬区周辺には100軒もの生産農家があった。
現在では武蔵野市に数軒、そして東京23区内では井口農園だけになってしまったが、その品質の良さは定評がある。
井口さんの畑には、2012年にも春先に行って当ブログで紹介しているが、ウド栽培については、紹介していなかったが、
実は、2008年3月に、写真を撮らせていただいていた。

井口さんのお宅では、12〜3月までは、穴蔵のムロで栽培している。
関東ローム層の粘土層を活用した、独特の栽培法で新聞で紹介している。
このムロ、かつては薩摩芋の貯蔵などに使われていたものだが、井口家では昭和の初めの頃から使い始めていたという。
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別に、ハウスの中には江戸の頃から伝わる「岡伏せ」の技法を改良した、半地下式の軟化ムロが、ふたつ作られている。
このムロ、半地下のために栽培面積も広くとれて、作業がしやすい。
また、半地下では酸素欠乏の心配がないことから安全である。
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収獲されたウドは、作業場で1本いっぽん規格に合わせて、井口さんが箱詰めにしていく。
新聞では、練馬大根の栽培も行なっているとあるが、井口さんの畑では、練馬では恒例になったが、2009年12月6日に、第3回 練馬大根引っこ抜き競技大会の会場にもなっていて、Uチューブで動画配信されている。
記事には、NPO法人おいしい水大使館(成田重行代表)が供催した「ウドをテーマにしたイベント」については、当ブログでも紹介している。
たった今 ヒルナンデスを観て 23区で唯一【東京うど】の栽培を続けていらっしゃるとの事で、栽培方法とその美味しさらしき放送に感動しております。
4月中でしょうか、是非 その美味しさを味わいに足を運んでみたいと心から思いました。
どうぞお身体にお気を付けて下さいね♪♪